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向日葵
第1章 愛を契る
 「葉月は今何をしたい?」

更に追い打ちをかける。


 「すみれに……されたい」

 迷う事なく、ベッドに葉月を倒し、着ていた白いワンピースの裾を捲る。
ヒラヒラと捲り上がる裾はパラシュートの様に開き、葉月の長い脚と恥部を覆うショーツが私の目に飛び込む。
羞恥なポーズを取らされた葉月の脚は小刻みに震えた。
膝を三角に立て、クロッチの部分を眺める。
うっすらとシミになって浮き上がる恥じらいの部分。
悪戯に人差し指を差し込む。

 葉月の愛液が私の指先を湿らせる。

 「あっ!もう!すみれ!ヤダ、あ!ああああ…うぅ…」

 頭上に葉月の恥じらいの声が聞こえたが、お構いなしに指は更に奥へと挿入させていった。
柔らかい肉襞が愛液に濡れて、スムーズに奥へと導く。
葉月の愛しい体温を感じながら、指の腹は愛液をすくうように掻き混ぜていった。


 「ハァ……すみれ…もう…ハゥ…ウゥ…あっ!…」

切なそうに喘ぐ葉月。
その声の裏側は、『もっと、して欲しい』という要求を上手く隠そうとする。


 邪魔なショーツを引き下げて、両手でガバッと脚を開く。
隠す事を許さず、そのままの姿を曝け出した。


 「ハッ!ァ!…ヤッ、すみれ!アッ、チョ、ちょっと…恥ずかしい…」


 私は顔を上げ、そっと葉月を眺める。


 ギュッと目を閉じ、下唇を噛み締める様に恥じらう仕草。


 ーー何とも色っぽく、悩ましい顔ーー


 葉月を何度抱いても、この顔を見ると、堪らなく愛しいという感情と共に征服したい欲望が湧き上がる。



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