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向日葵
第7章 愛と孤独
二時間ほど時間を潰して家に帰った。
部屋を開けると、「おかえり、すみれ」と愛しい人の声が聞こえた。
「葉月!!」
「鍵があるからね…
通い妻気分を味わえるわ!」
私を驚かせようとして、電気も点けずに待っていた。
はにかんだ葉月笑顔を見た瞬間、今この時が夢ではなく現実なんだと実感が込み上げ、葉月に飛びついて声を出して泣いていた。
「すみれ!?」
驚く葉月の声が頭上に響いても、あなたの香りに包まれて泣きたい日だってある。
強くなりたいと思っても、挫けてしまう日だってあるの。
「落ち着いたら、紅茶淹れるよ。
新しい茶葉とマカロン買ってきた。
すみれに会いたい気持ちを我慢していたら、足が勝手にここを目指して歩いていたよ。
きっと、そう思わせる何かがあるのね…
以心伝心かな?
不思議ね…」
✾✾✾
ねぇ、葉月
あなたが居るから私は生まれてきたんだよ。
あなたを愛する日々を生きる為に。
そう思うよ。
部屋を開けると、「おかえり、すみれ」と愛しい人の声が聞こえた。
「葉月!!」
「鍵があるからね…
通い妻気分を味わえるわ!」
私を驚かせようとして、電気も点けずに待っていた。
はにかんだ葉月笑顔を見た瞬間、今この時が夢ではなく現実なんだと実感が込み上げ、葉月に飛びついて声を出して泣いていた。
「すみれ!?」
驚く葉月の声が頭上に響いても、あなたの香りに包まれて泣きたい日だってある。
強くなりたいと思っても、挫けてしまう日だってあるの。
「落ち着いたら、紅茶淹れるよ。
新しい茶葉とマカロン買ってきた。
すみれに会いたい気持ちを我慢していたら、足が勝手にここを目指して歩いていたよ。
きっと、そう思わせる何かがあるのね…
以心伝心かな?
不思議ね…」
✾✾✾
ねぇ、葉月
あなたが居るから私は生まれてきたんだよ。
あなたを愛する日々を生きる為に。
そう思うよ。