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続「辿り着く 先には」
第6章 『再会』
「まぁ、店に行ってから見て決めればええよ。」
「この間も行ったところ?」
「そうそう、二ヶ月しか離れてなかったのにやっぱり暫く会ってなかったっていう気持ちにはなるなぁ。」

そう言って絢音の手を取り、握りしめて唇を寄せた。それにどうしても、体が反応をしてしまう。思わず引っ込めようとした、手を強く握られた。信号待ちだったので、再び顔が寄せられ唇と唇は自然に重なりあうのだった。ゆっくりと目を開けると、また車は動き出しているのだった。

離れていた間に色々とまた、考えてしまった。聖を思う気持ちは常にあったが、色々な昔の女の人達や自分のこれからの生きる道のりを考えれば聖を選んでいる事は回り道でしたかなかった。旦那といずれ、別れることになったらその後のパートナーを探したくてチャットに行ったことを思い出す。でも、人生が常に回り道だった。

会えばやはり、愛しているのだと自分自身が分かってしまう。どんなにか、憎らしくどんなにか愛しいのだということを思い知らされるだけだった。

何がと聞かれれば、部分的に少しずつなのに、そしてどんなにか最高で最低な部分を持ち合わせているかも分かっているのに惹かれてしまう。今までにも、自分から好きになったことばかりだったが相手からもこんな風に求められたことは無かったからだ。

ぐっと手を握られる、はっとして聖を見た。
「また、意識を飛ばして。余計なことを考えないようにお仕置きするか?」口調が変わる瞬間だった。それに慌てて首を振る。
「ごめんなさい、大丈夫よ。ちょっとだけ、考えてだけだから。止めて、聖。運転中だから・・・」
「足開き、どうせもう濡れてるやろ。さっきのキスだけでも身体は反応したはずや。」

するりと、入ってくる手のひらが温かい。滑らかな絢音の太ももを行き来する、聖の手はまるで蛇のようだった。絡み付いて、離れない。揺らめきながらでも、確実に下の花園を撫でる。
「相変わらず、下着は着けてないんや。それは、指を入れて貰う為か?どちらにせよ、すぐにできてええわ。」ぐちゅりと水音は、二人の耳に入ることとなった。

聖の言うように、簡単にその指は花園に飲み込まれていった。指先は中を蠢いて、掻き回す。体がびくびくとそれに反応を示した。
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