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続「辿り着く 先には」
第6章 『再会』
「あっ・・・駄目、聖。見られちゃう。こんな、昼間から。うっ・・・」とろとろに溶けている中身を更に気持ち良くほぐされてしまう。二ヶ月間、我慢していたのをすぐにでも、この場所で犯されたくなってしまうのだった。体が先に全身全霊で、聖を求めるからだ。それが、分かってもう本当に一生囚われるのかもしれないとそうふと思った。

びちゃびちゃと、卑猥な音を立てながら痙攣をして逝ったのを目にして笑いながら指を外す。そろそろお店につく頃だった。疼いた下の口が卑屈いているのが分かる。疼く下半身を持て余して、恨めしそうに聖を見てもそしらぬ顔だった。車を出てから悔しさを思いながらも、腕に手を絡める。

「帰ったら、ずっと可愛がったる。そんな不満な顔せんでも。」
「不満なんじゃないもの、困ってるだけ。こんな体になってしまって、どうなるのかって思って。」
「一生、奴隷になるだけやって言うたよ。」それに考えている顔で少しだけ溜め息を着いた。

「さて、何を食べる?お刺身とかいいかもね。カルパッチョとかする?お肉を簡単に焼いて。スープも要るかな?」頭を切り替えた絢音。今、考えても答えのでないことを思うのが嫌だった。一緒にいれる時間は本当に短いのだから。沢山、出来ることをしてあげたいとそう思ったからだった。

「いいね、じゃあ鶏肉を買おう。カルパッチョは魚を見てから。こんな、何もない守山ではお洒落なイタリアンなんても無いしなぁ。絢音が料理を毎日してくれたらええのに。」
「そうね、近くにいたら来て上げるんだけども。」
「その時は、裸でエプロンで待ってるん?」それに流石に笑いを飛ばしてしまう。
「聖でもそんな事、思うの?そう言うイメージが無かったわ。」表情を変えずに答えた。
「言うてみただけ、僕なら裸で待ってて欲しいからエプロンはいらんよ。」

それに目を大きくしている、絢音が可笑しくてまた笑ってしまった。ふくれる、絢音が愛しかった。

お店を一通り回って、仕入れるものを手に入れて足早に家路に着いた。二ヶ月間の想いが溢れるのは二人とも同じだったからだ。愛しい気持ちと共に心から沸き上がる想いが二人の足を早めた。
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