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びっちカノジョ 【2期目】
第5章 Scene.04
 
 二人のジト目が何気に痛い。

「え、えっとさぁ………」

 股布がスケベ汁とナカから溢れた精液でゴワゴワしてるのを思い出した。

 カラダも汗塗れだったから、汗の臭いが混じってる。

「もしかして………そのイヤらしい匂いが原因とか………」

 アカネのジト目が強くなった。

「だ、だって……シャワー浴びる間もなく追い出されちゃったんだから仕方ないでしょぉっ?」

 それに、その後も外で三発ハメまくってる。

「…そんな事…聞いた事ねぇっスけど………」

「………このオンナなら………」

「姐御なら………」

「…有り得るわよねぇ」

「有り得るっスね」

 意気投合する二人を前に何も言えない。

 あくまで可能性の一つにアタシのスケベな匂いをあげたまでなのに、すっかり原因にされてしまった。

「って言うかさぁ………」

「もお、何よぉ………」

「………エリスさんたち来てから…何て言うか………」

 いきなり歯切れが悪くなったアカネ。

「すっごい………甘ったるい匂い…するよね」

 今まで微動だにしてなかったシュウ。

「…姐御…これって………」

「………言わないでよぉ」

 アタシの甘ったるい匂いが、小さな掘っ立て小屋に充満し始めてるのは気付いた。

「それに…なぁんか………きゃっ!?」
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