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びっちカノジョ 【2期目】
第9章 Scene.08
「って………。なにやってんだろ、アタシ………」
ガクッと『orz』状態。
「フフン…。積極的だな」
「いや………別にバックでヤられたい訳じゃ無いんだけど」
後ろ髪を引かれながら逃げたってのに………。
オークから逃げる事を考えていたら、コイツらの事がすっかり頭から抜けてた。
「わざわざ戻って来てくれるとはなぁ」
「そんなに俺らに種付けされたいのかぁ」
「はぁ……そんな訳ないでしょぉ………」
ミュール履きじゃ歩きにくい森の中を何とか歩いていれば、いつの間にやらグルッと周りをオオカミ男達に囲まれていた。
さっきの事もあるから、たいして恐怖心は芽生えてなかった。
「フフン…そんな余裕も何時までもつかな」
無香○間を飲んでるとか得意満面で言っちゃってる、リーダーらしきオオカミ男が腕組みをして見下ろしてくる。
鋭い眼光に牙を覗かせた裂けた口。
見れば怖い風貌でも、やはりアタシにはどっか余裕があった。
「…そんなの………」