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びっちカノジョ 【2期目】
第10章 Scene.09
 
 疲れたッス。

 ホモだのインポだの罵られながら、何とかお引き取り願ったッスよ。

「グフッ…大変だったべな」

「そう思ったら助けろッス………」

 コイツ………アッシを無視して分別し続けてたッスよ。

「グフッ…でも、此処まで行ったべ」

「………まぁ、それに関しては助かってるッス」

 こんもり小山が半分近くまで分別されてるッス。

 しかも、間違いも無い。

 この作業に関してはホントに助かってるッスけど、何か釈然としない。

「お前も助かってるッスよ」

 わざわざ傍に来てぽよんぽよんと跳ねるスライムを撫でてやる。

「はぁ………」

 この二体のお陰で捗ってはいるものの、素材がまだ山積みになっている事に疲れが増してるッス。

 何時になるか分からないけどやるしかないッス。

「きゃあぁぁぁっ?!」

「………また…ッスか………」

 今日は宿に戻れない気がしてならないッス。
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