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第10章 Scene.09

　
「なっ、何なのよっ。さっきからっ」

「何と言われてもッスねぇ」

「あ、アタシが覚悟決めて、は、裸になってるっていうのにっ」

「勝手に覚悟決められてもッスねぇ」

「このアタシの体を好きにするつもりなんでしょっ」

　勢いに任せてか、仁王立ちになっちゃったッス。

　丸見えッスよ。

　確かに魅力的ではあるッス。

「この体を滅茶苦茶にするんでしょっ」

　おっぱいまで持ち上げてきて、誘ってるとしか思えないッスよ。

　姐御より迫力無いッスけど。

「グフッ………そんな体………ちっともそそられないべ。
　っと、これはこっちだべ」

「なっ?!　何ですってっ?!」

　いや、確かになんスけどね。

　四六時中、あの姐御の傍に居たら、似たような体型の女には目が行かないッス。

　と言うか、何とも思わなくなってるんスけど。

「このアタシのムチムチボディにそそられないなんておかしいわっ」

　いや………。

　姐御には充分そそられてるんスけど、男としてヤバいんスかねぇ。