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びっちカノジョ 【2期目】
第12章 Scene.11
ちょっとドキドキする。
確かにさっきは開いてなかった。
きっと。
…多分。
………もしかしたら。
「………って事で…………だろ」
「仕方な…………なら…………としよう」
お尻を突き出しながらそーっと覗いてみる。
更に声がはっきり聞こえてくる。
ちょっと離れた所に細身の黒い背中。
縦に縞々が入ってるような気がする。
なぁんか見覚えがある。
「………まぁ…………で良いだろ」
「マジかぁ………で、勘弁………」
誰かもう一人居るみたい。
「………で、………したら……………だろ」
声にも聞き覚えがある気がする。
するけど、誰だか思い出せない。
思い出せないと更に気になってくる。
チリンッ…と鈴が鳴って、ちょっとビクッとした。
「ん?」
ヤバっ。
サッと扉の陰に顔を引っ込める。
更にチリンッチリンッと鈴が鳴る。
「………」
声が聞こえなくなったと同時に、扉に近付いてくる気配を感じた。
ヤバいヤバい。
何となく見付かっちゃイケない気がする。
腕でおっぱいを押さえて鈴が鳴らないように立ち上がる。
近付いてくる気配に、隣の部屋へと逃げ込んだ。
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