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びっちカノジョ 【2期目】
第12章 Scene.11
「種明かしはしないけど、今はソイツが君に何かしたってだけ教えてあげるよ」
「っぐぅ………ぐあぁっ………」
「まぁ、君が逆らわなきゃ、君の大事な大事な山賊さんたちも見逃しておいてあげるよ」
「っぐぅ…あ、アイツらには……手を………っぐぅうぅっ………」
「だから、君の態度次第だってぇ」
「っぐぅっ………わ、わか…った………」
一瞬にして痛みが引いた。
「ソイツは見張りとして付けておくけど、まぁ仲良くしてあげてよ」
こんな輪郭がぼやけてるようなヤツとどうやって仲良くしろと。
第一、一言も言葉を吐き出してねぇし。
「ボクに反抗しない事なら、君の言う事を聞くしね」
「…はいはい」
漸く軽口が吐ける程度には回復してきた。
「さぁて………それで君には………」
そして伝えられた計画。
このガキのような存在に逆らえねぇ。
イヤと言う事すら出来ねぇ。
気付きゃ景色が変わって椅子に座っていた。
こんな事出来るヤツに勝てる気がしねぇ。