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びっちカノジョ 【2期目】
第4章 Scene.03
苦笑を浮かべるヤス。
「…無責任に放置したアンタに…そんな顔されるのもどうかと思うけどぉ?」
「わ、悪かったっスっ。アッシが悪いんで運ばせていただきやすっ」
アタシの背中と膝裏に腕を射し込んで持ち上げようとした時だった。
ポヨンッと一際高いジャンプを見せたスライム。
その着地点はアタシのお腹の上。
「こ、この子………」
「コイツ…まさかっスけど………」
下ろそうと腕を軽く払う。
タイミング良く跳ねてスルーするスライム。
掴もうとすれば、ベチョッとお腹の上で潰れて掴みにくくする。
「………」
「この子……着いてこようとしてる?」
「もしかして姐御………懐かれたっスかね………」
ヤスの言葉が正論だとばかりに、お腹の上で何度もポヨンポヨンと跳ねる。
「この子…モンスター…よね?」
「ですけど………懐く…もんなんスかね………」
体を伸ばして、お腹にスリスリするスライム。
少なくとも敵意は微塵も感じられない。
「し、仕方…ないわね」
それよりも、可愛らしい仕草にアタシがヤられた。