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第2章 Scene.01

　
　立ち上がって、横座りになった姐御を上から見たら、やっぱり凄いっス。

　あの谷間といい、あのデカさはハンパないっス。

　姐御の小顔と比べたら、ヘタしたら顔よりデカいっスよ。

　あれ、自分の股間見えてないっスね。

「…だから…なに？」

「な、何も言ってねぇっス」

「そりゃ、言わなくたって、エリスさん見た後にアカネの胸見たら、ぜっぺ……うがっ!?」

　だから、何で言うっスかね。

　叩かれたくって、わざと言ってるとしか思えねぇっス。

「そんな脂肪の塊の何処が良いのよ………アタシだってそのう」

「あぁ。此処に居たんかい」

　嬢ちゃんが何か呟いてるみたいっスけど、どうやら立ち上がったのとタイミング良く仕事押し付けられそうっス。

「あら、おばさん」

「アンタも顔色良くなったみたいで良かったよぉ」

「おばさんは相変わらず…よねぇ」

　姐御と顔見知りだったなんてびっくりしたっス。

　このずんぐりむっくりの体型をした、割烹着が似合うおばさん。

「ほら、アンタ行くよ」





　アッシのおふくろ。