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先生とわたし。
第4章 脳内視姦
「優…」って呼ばれてみたいなぁ…
「優…」って呼ばれて頭抑え付けられたい…
後ろ手にされてお口喉まで入れられたいな…
あん、ダメ気持ちいぃ…
優は、両手の指で小刻みにクリトリスを刺激し始めた。
気持ちよさに小さな甘い吐息が洩れる。
目を瞑り次第に早駆けさせて行きながら、緒方にイラマされている自分を思った。
彼女は、イラマの独特の儀式なような雰囲気をとても好んだ。
そこに感じる男の真剣さを感じさせるオス特有の覇気のようなものに包まれ植え付けられる愛は、
彼女に愛されている実感をことさら強く与え、自己肯定感を高めてくれた。
次第に、半開きの口からは切ない喘ぎが僅かに洩れ、襲ってくる快感に切なげに眉根を寄せた。
顎をあげ頭を固定された口へと押し込まれる、緒方のソレの感触が喉の奥にあるようで、
彼女の口は自然とじんわり開かれ、狂おしくなる感覚が彼女を包む。
両耳付近を掴まれる手のひら…
抑え付けられる腕の力強さ…
唇や口内に触れる逸物の硬さ…
喉の奥に当たる柔らかい弾力…
わたしを見つめるブレない瞳…
躯を研ぎ澄まされるようなオスの覇気…
それに触れた時のなんとも言えない恋慕の情…
脳が欲しがるそのダイレクトな愛の実感…
浴びせられる愛の鮮烈さ…
呼吸を預けられる頼もしさ…
優は、精緻に指を動かし、緒方を縋るような心持ちで想った。