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先生とわたし。
第5章 二人きりの放課後

わぁ~びっくりした。明日弄られるかな・・・


まぁ、いいや、それより先生待たせてるんだった。


教室に戻った優は、入り口の脇に隠れ、しばらく緒方を盗み見ていた。


先生やっぱりなんだか考え込んでる・・・


緒方が考え込んでいるのが、まさか自分のことだとは、無邪気な18歳には少し難しかったようである。


なんとも焦れったい二人であるが、ナレーターも辛抱強く頑張っているので、どうぞ観客の皆さんも温かい目でお付き合い。


よし!元気出させてあげよ!


優は、こっそり気付かれないように忍び寄り、後ろから、緒方のほっぺに缶コーヒーを当てた。


「先生、 はい。教えてくれたお礼!」


「気が利くな。ありがとう。」


先生が笑ってくれた!


その笑顔に恋する乙女はキュンと胸がときめくのだった。


肩揉んであげるってどうかしら・・・


なんかベタベタ触るみたいで世話焼きって思われてもイヤだしなぁ・・・


後ろから目隠しすればよかったかなぁ・・・


次はこの手でいこ♡



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