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先生とわたし。
第2章 誘引フェロモン

「はい、次、桜井。続きから読め。」


先生今日、寝癖ついてないなぁ…お寝坊しなかったのね…ふふ


カッコいいなぁ…


先生男の色気が出過ぎで、近づいたら妊娠しそう…


なんか凄いセックス強そうで抱かれてみたいなぁ…


優は、緒方の横顔を盗み見しながらうっとりしていた。


セクシーで甘ったるい危険な匂いがするの…


それは整髪料の香りだったかもしれないが、恋する乙女には言うだけ無駄であろう。


いや、繁殖期の若い個体がそうであるように、何か緒方が発する男のフェロモンのようなものを、五感の優れた優は敏感に感じ取っていたのかもしれない。


先生が近くに来るとドキドキしちゃう…なんだか怖くて恥ずかしくて隠れたくなる…


でも目が逸らせなくて…私変じゃないかしら…


だって動けなくなるんだもん…


あんまり見つめすぎちゃって息するの忘れちゃうんだうんだよね…


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