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先生とわたし。
第2章 誘引フェロモン
ドキドキが止まらなくて苦しいなぁ…
息苦しい…動悸が激しくて…胸が苦しい…
息出来なくて頭がぼぉ~っとする…
倒れちゃいそう…
恋って苦しいなぁ…
どうしよう…先生こっち見てる…うれしい…
緒方はいつも目が合うと微笑む優が、何を考えているのかわからずに、戸惑っていた。
でも…なんで訝しげな顔で私を見てるのかしら…
すぐ目を逸らすんだよね…私に冷たいような気がするの…
なんか近寄りにくいなぁ…先生キラキラしてるんだもん…眩しい…
緒方には教科書の百人一首は解説出来ても、自分を見つめて微笑む女生徒の気持ちを理解するのは、難しかったようである。