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テルムの王都~シンシアの場合~
第4章 オリエントからの使節団
「ねえ。
エスはどうなったの??」
「あたしも知りたいー」

あたしは曖昧に説明した。

機密情報を伏せて。

「···というわけで。
あまりかぎ回るべきではない」とあたし。

説得に成功出来たか??

自信は持てない

「魔術学院の力は侮れない。ということ」

それとなく察したらしい。

昨日の夜伽に何事かを聴かされたものもいるはず。

責任といえば、エスもそうであたしはエスの発言の真意を理解する。

···あたしもまだ未熟だなあ。

そう思う···

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