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ゆき 36歳
第1章 下ごしらえ
両手を高く上げ、自分の体を隠す事も出来ないゆきの回りを、値踏みするように、一周する。
ゆきの前に、カメラを設置する。「な、何するの?」「二人の思い出を残しておくのさ。」「や、やめて、そんなの、困るわ」
ブラとパンストから透けて見えるパンティーは、黒で、レースを多くあしらったものを着けているようだ。
Fカップだと自慢していたオッパイは、ブラに支えられ、重たそうにせり出している。
ウェストは、年齢なりの脂ののりだが、太っているとは感じない。
そして、尻だ、大きいのが、コンプレックスだと言っていたが、確かにデカイ!デカイが、垂れているわけでもなく、張りがあり、突きだされている。
「じろじろ見ないで~、もう、止めてよ~」
ゆきが、体をよじらせながら言うが、気にしない。
ゆきから、離れると、部屋の目立たない所に置いてある、移動式のキャビネットを、ゆきの前に引き出す。扉を開けると、中には、整然と整理された、鞭やナイフ、スタンガン、バイブ、浣腸器などが置いてある。
「ヒィ~ッ」中身を見たゆきが、目を見開いて悲鳴をあげる。
この瞬間がたまらない。何のためにここに連れてこられたのか、これから、自分が何を、されるのか、それを悟った時の女の反応が楽しみで仕方がない。弱々しく哀願する女、逆に、喰ってかかってくる女、放心したように、何も考えない女。こいつは、どんな反応をするだろう?
「へ~ッ、そういう趣味なんだ、やりたければ好きにしなさいよ。」これば、初めての反応だな。破れかぶれというか、開き直ったというか。
キャビネットから、薬瓶と、ペットボトルの水を取りだし、ゆきに、近づいていく、
「な、なによ、どうするのよ?」
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