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明治鬼恋慕
第8章 城下町
されるがままでは駄目なのだと頭を満たす警鐘が、色めく吐息に塗り替えられる。
焦る焔来には冷や汗が滲み、肌が栗立つ。
与えられる愛撫は激しさを増し、ずるりと奥まで深く呑み込まれて小さな唇に肉竿を圧っされた。
「‥はぁッ、はぁッ‥…、‥‥や‥めろよぉ」
「……っ」
「…で る…ッッ‥‥出る、から、……やめ‥!!」
声を抑えなければならないことも忘れて、焔来の懇願は余裕の無さを露呈する。
舐めしゃぶる舌を執拗に蠢かされ、尖らせたそれを鈴口へねじ込まれ、爪の先まで煮えてしまいそうな熱に翻弄されて…
「‥‥も……っ‥我慢、できない‥」
「出して」
「あっ‥‥ぁぁ」
そしてついに…伸びてきた掌に口を塞がれた焔来は
大きく震えた後、箍( タガ )が外れたように堪え続けた欲情を迸らせた。