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明治鬼恋慕
第11章 夜叉

「おお、これはまた…、女人と見まごう肌の美しさよの」
人間の男ではあり得ない、きめの細かな肌。
太い指がそこを這う──。
「汗で湿ってさえいなければ極上の触り心地であろうに…」
「……ク…ッ─ふ、…ぐ、…ハァ…っ…ハァァ……」
「こうなると、あのリュウという鬼も気になるところだ。売り飛ばす前にきちんと味見をすべきだったなぁ……フフ、はは……」
くどくどと文句を並べながらも、又左衛門はご満悦だ。
片手で焔来の背中を撫でつつ、部屋の隅にいる彼の腰をこちら側へと引き寄せた。
「…‥ハァ‥‥…は、ぁ゛……」
「お前の身体…──愉しませてもらおうか」
「…ぅ‥ッ ハ、アっ……!……ッ───!!」
《 焔来── 》

