この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
明治鬼恋慕
第12章 陰間茶屋

軒を連ねる妓楼( ギロウ )の、その格子の内側には、張り見世の遊女たちが座っている。

そんな彼女らを物色する、しまりのない顔の男たち。

男たちは、僅かな日当を握りしめて歩く小汚ない着物姿の者から、洋シャツに祐( ユタカ )を羽織った上流階級を匂わせる男まで様々であった。

手前の妓楼では客引きの声が飛び交い、料亭からは伎芸の音が漏れ、冬の寒さに負けぬ賑わいだ。


…そして通りの奥には、周囲から抜きん出た四階建ての大楼が構える。

庶民ではとても手の出せない高級遊郭であるそれの隣には、同じように敷居の高そうな茶屋があった。

そこはただの茶屋ではない──麗しき美少年たちが春を売る、陰間( カゲマ )茶屋だ。


/329ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ