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明治鬼恋慕
第16章 吐露


「ハァっ…ッ──もっ と、苦しそうにしても、いい…んだよ……!?」

「……ぁ、ああっ、─ふ、ぅ……!!」

「悲鳴をあげたっていい」

「ク‥!」

「…君は僕のものだって思わせて?──…ね ぇ…ほら、ハァっ…、……聞かせてよ……!!」


奥の奥まで突き上げて、そして腰を引く。

中の肉壁を逆撫でしながら後退し、抜ける直前で再び押し込む。

狭くとも関係ない。力づくで拡げていくのだ。


「…ハァっ…ハァ!……っ、…焔来」


リュウによる乱暴な抽送が続けられ、焔来の身体が揺さぶられる。

抵抗を見せない…いや、抵抗できない焔来はまるで人形のようで。

小屋の粗末な天井に向けて大きく開かれた目には、漆黒の虹彩をふちどるようにただ涙が浮かんでいる。



ああ……泣くほど痛いんだね

可哀想に。



憐れで惨めな、可愛い焔来。



「………っ」



ずっとこうして…僕だけのものでいればいい。




「…焔来……!!」




なのに


まばたきと同時に僕へと視線を移した君は


痛みに顔を強張らせながらも


目元をくしゃりと細めて、笑うんだ。




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