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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第7章 睡眠姦 編 2ー1 優奈の憂鬱
恐る恐るスイッチを入れてみる。

優奈の目の前でそれは、人の指のような動きを始め
た。
三つの関節を器用に曲げて、指の腹側にスムーズに
曲がっていく。その動きは指先で何かをひっかくよ
うでもあった。元に戻るときも動きに違和感が無く
、滑らかに動く。

ゆっくりと動く指を見ていて、優奈は頬が熱くなる
のを感じた。

いやらしい・・・女の子の中でこんな風に動かすん
だ・・・
でも、こんなことされたら、どんな気持になっちゃ
うんだろ・・・
痛くないのかな・・・
気持ちいいの?・・・

見つめている内に、唇が渇いているのに気が付き、
舌でそっと湿らせた。
いつの間にか呼吸が速くなっている。
身体も徐々に熱くなってきていた。

やだ・・・私・・・欲しいって・・・思ってる・・

下腹部が熱くなり始めている。
湿度も増している。

別のスイッチも押してみる。
指の動き方が変わった。

「きゃっ!」

その動きに驚き、短く叫ぶと思わずバイブを落とし
てしまった。

それまでのゆっくりした動きから一転、すばやく、
しかも、指先で円を描くように回りだしたのだ。
音も大きく響いている。
ベッドの上で元気に動き回る様子を見て、優奈は溜
息を付いた。

こんな動きをされたら、絶対気持ちよくないよ・・

手に取り調節すると、その動きはゆっくりになった

これくらいなら、いいかな・・・

円を描くようにクルクル回る指先、その動きを見つ
めていると、下腹部がまた熱くなる。


優奈は覚悟を決めると、ショーツ一枚のままの姿で
誰もいない家の一階の浴室へ降りて行った。

ローションを使う為、ベッドが汚れるかもしれない
、説明書にそう書いてあったからだ。



その頃、保健室の責任者に優奈がバイブのスイッチ
を入れたことを知らせるメールが届いていた。


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