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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第8章 痴漢編 2-1
波多野 瑠璃(るり)は、駅に電車が到着する前の
ホームを見て、ただでさえ重い足取りを止めてしま
った。
階段を最後まで降りなくても、ホームが乗車客でい
っぱいなのが分かったからだった。
(あの人混みの中に入ってしまったら・・・)
この電車に乗らないと遅刻してしまう、そう思って
以前に同じ時刻の電車に乗って痴漢にあってから、
混雑している電車には乗らないようにして通学して
いた瑠璃だった。
でも、今朝は駅に向かうバスが渋滞に巻き込まれ、
否応無くこの時刻の電車に乗らなければならなくな
ったのだ。
ただ、ホームまで来て人ごみを見てしまうと、あん
な目に会うくらいなら、遅刻した方がましだ思い直
し、その場に留まって次の電車を待つことにした。
階段の隅に佇み、目を閉じてため息を軽くついた瑠
璃は、もう忘れたいと思っていた嫌な経験が脳裏に
浮かんできて、顔を手で覆ってしまった。
痴漢達は瑠璃を扉の窓に押し付け、身動きが取れな
いようにして、お尻を自由に触り続け、胸もいやら
しい手つきで、触ってきた。
そして右手に男の硬くゴツゴツした肉棒を無理やり
握らせると、何回もしごかせておいて、最後は白く
スベスベした肌の太腿に精液を吐き出していった。
(もう嫌・・・早く忘れたいのに・・・)
気持を落ち着かせ、意識を無理矢理他の事へ向ける
。週末に誘われているデートの事を思い出し、気分
を盛り上げようとした。
デートの後で告白されるかも・・・何となく感じて
いる予感を思い出すと、心が明るくなってくる。
(私も嫌いなタイプじゃないし、OKしちゃおうか
な?・・・)
デートの事をあれこれ考えていると、いつの間にか
嫌な気分は消え去っていった。
「あれ?瑠璃じゃない!おはよっ!」
突然話し掛けられて、現実に戻された瑠璃の目の前
に、同じ学年の小野田 奈菜(なな)が笑顔で立っ
ていた。
ホームを見て、ただでさえ重い足取りを止めてしま
った。
階段を最後まで降りなくても、ホームが乗車客でい
っぱいなのが分かったからだった。
(あの人混みの中に入ってしまったら・・・)
この電車に乗らないと遅刻してしまう、そう思って
以前に同じ時刻の電車に乗って痴漢にあってから、
混雑している電車には乗らないようにして通学して
いた瑠璃だった。
でも、今朝は駅に向かうバスが渋滞に巻き込まれ、
否応無くこの時刻の電車に乗らなければならなくな
ったのだ。
ただ、ホームまで来て人ごみを見てしまうと、あん
な目に会うくらいなら、遅刻した方がましだ思い直
し、その場に留まって次の電車を待つことにした。
階段の隅に佇み、目を閉じてため息を軽くついた瑠
璃は、もう忘れたいと思っていた嫌な経験が脳裏に
浮かんできて、顔を手で覆ってしまった。
痴漢達は瑠璃を扉の窓に押し付け、身動きが取れな
いようにして、お尻を自由に触り続け、胸もいやら
しい手つきで、触ってきた。
そして右手に男の硬くゴツゴツした肉棒を無理やり
握らせると、何回もしごかせておいて、最後は白く
スベスベした肌の太腿に精液を吐き出していった。
(もう嫌・・・早く忘れたいのに・・・)
気持を落ち着かせ、意識を無理矢理他の事へ向ける
。週末に誘われているデートの事を思い出し、気分
を盛り上げようとした。
デートの後で告白されるかも・・・何となく感じて
いる予感を思い出すと、心が明るくなってくる。
(私も嫌いなタイプじゃないし、OKしちゃおうか
な?・・・)
デートの事をあれこれ考えていると、いつの間にか
嫌な気分は消え去っていった。
「あれ?瑠璃じゃない!おはよっ!」
突然話し掛けられて、現実に戻された瑠璃の目の前
に、同じ学年の小野田 奈菜(なな)が笑顔で立っ
ていた。