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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第8章 痴漢編 2-1
瑠璃のイクときの締め付けを、指で十分味わった男
は、それをゆっくりと引き抜いていく。

「あん あっ あっ ああっ・・・」

イッタばかりで敏感なままの瑠璃の中は、その動き
だけでも、彼女に甘い声を上げさせる。
はぁはぁと音を立てて息をしながら、力なく男にも
たれかかっている瑠璃を片手で抱きしめながら、男
は瑠璃によってトロトロに蕩けてしまったその指を、
痴漢の仲間たちに見せつける様にして差し出した。

「すげぇ・・・トロトロだ・・・」
「うっ おいしそうだなぁ・・・」

痴漢達の羨ましそうな声と視線の中、男はその指を
口に入れると、残すことなくしゃぶり尽くした。


電車は瑠璃が降りる1つ手前の駅から動き出した。
それが合図になっていたかのように、痴漢達も行動
し始める。
1人が瑠璃のバックから見つけたスマホを男に見せ
ながら耳元で囁く。

「例のプログラムをインストールしておきました。
他のスマホから自由に操作できるし、どんな操作を
しているか、会話、メールの中身も把握できます。
もちろん位置情報も分かります」

少し落ち着いてきたが、まだ男に抱きしめられたま
まの瑠璃の髪を優しく撫でながら、男が無言で満足
そうに頷いた。
まだ捲られたままだった瑠璃のミニスカートの後ろ
側を直しながら、説明を聞き続けている。

「瑠璃ちゃんのスマホで写真も取ってあります」

そう言って見せたモニターには、瑠璃の剥き出しの
お尻や、男の顔が映らない様な角度からのキスシー
ン、更に切ない顔で喘いでいるところなど、一部始
終が納められていた。

「あと、依頼主が話したいことがあるそうです」

最後の言葉に2人はニヤリと笑うと頷き合い、そし
て男は受け取ったバックを瑠璃に握らせた。

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