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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第10章 禁断 編 1-1
小学生の頃から体操競技をしていた前川は、大学生になるとオリンピック出場の夢に向かって休みなく練習を繰り返し、実績を積み上げていった。
そして代表を決める大会でも上位に食い込み、最後の1枠を争うところまでいったが惜しくも逃してしまった経験があった。
その後、次のオリンピックを目指して練習を再開した矢先にケガで引退、体育教師の道を選んだのだった。
そんな過去を知っている運動部員達から前川は一目置かれる存在で、ルックスも悪くないことから1部の女子生徒にも人気があった。
山崎 あやなもその内の1人で高等部1年の時、前川に告白してきたのだった。
女好きの前川は悪い気はしなかったのだが、結局は断っている。
やはり付き合うとなるとバレた時、教師という立場上一方的にこちらに非難が集中してしまう。それを思うと面倒だったこと、そして何より前川は巨乳の女の子が好きだったからだ。
まだ中学生の雰囲気が抜けきらない子供のようだったあやなに食指はまったく動かなかった。
体形も体操選手にありがちな、手や脚が長くモデルの様にスタイルは良いのだが、胸が僅かな膨らみしかなかったことが、断わった一番大きな理由だった。
その後は、体操部の部員とコーチという普通の関係が続いていて、バレンタインにチョコレートを貰うくらいしか、あやなからのアプローチは無かった。
しょせんは一時的な子供の気まぐれだったのだろう、と思うようになった。
前川は学園に向かう途中で、体操クラブの夏休みの合宿や告白されたことなど、これまでのあやなに関することをいろいろ思い出していた。
入部してもう6年目になるのか・・・努力家でいつも真面目に練習していたからな・・・
ただ、同期に才能のある奴が多すぎて試合に出られないことがあったり、ケガで欠場をしたりしたこともあって、気の毒ではあった・・・
だから今回は悔いの残らないように試合をさせてやりたい・・・
前川も真面目な態度で、あやなとの練習に臨むつもりだった。
体育館についてみると、すでに1人でストレッチをして準備をしているあやながいた。
前川は挨拶もそこそこに、身体の調子を聞いてみる。
一度痛めた太腿の裏が気になるな・・・
事前にしっかりとほぐしておかないと、自分の二の舞になる。
それは防いであげたかった。
そして代表を決める大会でも上位に食い込み、最後の1枠を争うところまでいったが惜しくも逃してしまった経験があった。
その後、次のオリンピックを目指して練習を再開した矢先にケガで引退、体育教師の道を選んだのだった。
そんな過去を知っている運動部員達から前川は一目置かれる存在で、ルックスも悪くないことから1部の女子生徒にも人気があった。
山崎 あやなもその内の1人で高等部1年の時、前川に告白してきたのだった。
女好きの前川は悪い気はしなかったのだが、結局は断っている。
やはり付き合うとなるとバレた時、教師という立場上一方的にこちらに非難が集中してしまう。それを思うと面倒だったこと、そして何より前川は巨乳の女の子が好きだったからだ。
まだ中学生の雰囲気が抜けきらない子供のようだったあやなに食指はまったく動かなかった。
体形も体操選手にありがちな、手や脚が長くモデルの様にスタイルは良いのだが、胸が僅かな膨らみしかなかったことが、断わった一番大きな理由だった。
その後は、体操部の部員とコーチという普通の関係が続いていて、バレンタインにチョコレートを貰うくらいしか、あやなからのアプローチは無かった。
しょせんは一時的な子供の気まぐれだったのだろう、と思うようになった。
前川は学園に向かう途中で、体操クラブの夏休みの合宿や告白されたことなど、これまでのあやなに関することをいろいろ思い出していた。
入部してもう6年目になるのか・・・努力家でいつも真面目に練習していたからな・・・
ただ、同期に才能のある奴が多すぎて試合に出られないことがあったり、ケガで欠場をしたりしたこともあって、気の毒ではあった・・・
だから今回は悔いの残らないように試合をさせてやりたい・・・
前川も真面目な態度で、あやなとの練習に臨むつもりだった。
体育館についてみると、すでに1人でストレッチをして準備をしているあやながいた。
前川は挨拶もそこそこに、身体の調子を聞いてみる。
一度痛めた太腿の裏が気になるな・・・
事前にしっかりとほぐしておかないと、自分の二の舞になる。
それは防いであげたかった。