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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第4章 凌辱編 1-1
聖杏学園の校長である田中 吉伸に、コンビニの
警備員だと名乗った男から連絡が入ったのは、
日曜日の午前10時頃のことだ。
聖杏学園高等部の1年 尾崎 英玲奈が、学校近
くのコンビニ店で万引きをしたのを私服警備員が
見つけ、事情を確認をしたところ本人もそれを認め
たので、その件で貴校内で話し合いをしたい、との
事だった。
早速、校長は教頭の松浦 信一にも連絡を入れ、
急いで学園に向かったのだった。
やがて、校長と教頭の2人だけが待っているところ
へ、警備員がやってきた。尾崎 英玲奈は俯き、力
ない足取りで歩いている。
校長室に連れて行かれた英玲奈は、部屋の中央に立
たされ、少女の左右に警備員と教頭が並んで立つ。
校長は英玲奈の正面にある1人用のソファーにどっ
かりと腰を下ろした。
警備員が詳しい事情を説明し始めた。
教頭がメモを取り、頷きながら聞いている。
そして、事情説明が終わると、深刻そうな表情で黙
っていた校長が、最初に口を開いた。
「私も確認したいんだが、万引きは本当なのか?」
ゆっくりと優しく問い質されて、英玲奈が俯いてい
た顔を上げた。
赤い目で校長を見つめる。
「・・・本当・・・です・・・でも私、全然覚えて
なくて・・・。
声をかけられて、バックの中を調べられたら入って
いたんです・・・」
ハンカチで涙を拭き、時々しゃくり上げながら話す
英玲奈は、認めてはいるが全然覚えていないと言っ
た。
警備員が溜息を付く。
「この調子なんですよ。認めるけど、覚えてない。
私もこの仕事は10年していますけど、万引きの
常習者は決まってこう言うんですよ!」
警備員の苛立った言葉に、英玲奈がすぐに応えた
「だって、本当なんです。覚えてないんです!」
そう言って涙目で校長に訴える。
見つめられて大きく頷くと、また質問をした。
「英玲奈さんは休みの日には、いつもそんな恰好を
しているのかな?」
優しい言い方だが冷たさも感じて、少女はゾクッと
身震してしまう。
少し間が開き、はい 大体こんな感じです、と答え
が返ると、唸りながら校長が渋い顔をした。
「服装の乱れは心の乱れ、とはよく言ったものだ。
その恰好が万引きに繋がったんじゃないのか」
警備員だと名乗った男から連絡が入ったのは、
日曜日の午前10時頃のことだ。
聖杏学園高等部の1年 尾崎 英玲奈が、学校近
くのコンビニ店で万引きをしたのを私服警備員が
見つけ、事情を確認をしたところ本人もそれを認め
たので、その件で貴校内で話し合いをしたい、との
事だった。
早速、校長は教頭の松浦 信一にも連絡を入れ、
急いで学園に向かったのだった。
やがて、校長と教頭の2人だけが待っているところ
へ、警備員がやってきた。尾崎 英玲奈は俯き、力
ない足取りで歩いている。
校長室に連れて行かれた英玲奈は、部屋の中央に立
たされ、少女の左右に警備員と教頭が並んで立つ。
校長は英玲奈の正面にある1人用のソファーにどっ
かりと腰を下ろした。
警備員が詳しい事情を説明し始めた。
教頭がメモを取り、頷きながら聞いている。
そして、事情説明が終わると、深刻そうな表情で黙
っていた校長が、最初に口を開いた。
「私も確認したいんだが、万引きは本当なのか?」
ゆっくりと優しく問い質されて、英玲奈が俯いてい
た顔を上げた。
赤い目で校長を見つめる。
「・・・本当・・・です・・・でも私、全然覚えて
なくて・・・。
声をかけられて、バックの中を調べられたら入って
いたんです・・・」
ハンカチで涙を拭き、時々しゃくり上げながら話す
英玲奈は、認めてはいるが全然覚えていないと言っ
た。
警備員が溜息を付く。
「この調子なんですよ。認めるけど、覚えてない。
私もこの仕事は10年していますけど、万引きの
常習者は決まってこう言うんですよ!」
警備員の苛立った言葉に、英玲奈がすぐに応えた
「だって、本当なんです。覚えてないんです!」
そう言って涙目で校長に訴える。
見つめられて大きく頷くと、また質問をした。
「英玲奈さんは休みの日には、いつもそんな恰好を
しているのかな?」
優しい言い方だが冷たさも感じて、少女はゾクッと
身震してしまう。
少し間が開き、はい 大体こんな感じです、と答え
が返ると、唸りながら校長が渋い顔をした。
「服装の乱れは心の乱れ、とはよく言ったものだ。
その恰好が万引きに繋がったんじゃないのか」