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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
手を差し出し、座り込んでいる沙紀を立ち上がらせると並んで海に入って行く。
深い所まで入って行けば自然に砂は落ちるが、沙紀は波が高く立つところまでは行きたくない、と言う。

「だってこの水着じゃ心配なの・・・ね?」
沙紀の言葉に釣られてつい胸元を見てしまう。
俊がかけた砂がオフショルダーの水着だけではなく、2つの膨らみと谷間をにもしっかりとついている。
それがかえって沙紀の膨らみの曲面を分かりやすくしていた。
その沙紀の水着が大きな波ひとつで簡単にずれて膨らみが露出してしまいそうなのは、俊でも容易に想像できた。

はっと気が付いたときには、胸元を見続けている俊をじっと見つめている沙紀の視線が視界に入った。
何も言わずに大人しく見つめている沙紀を、ただ見つめ返すしかない。

「ごめん・・・見惚れちゃったよ・・・」
開き直り、苦笑いで正直に話した俊に、沙紀はニコリともしなかったが、「ううん・・・いいの・・・俊なら・・・」と言って、はにかんだ笑顔で俯いてしまった。


俊は、心臓が1回大きく鳴った気がした。
同時に波の音も周りの雑音も聞こえなくなった。
目の前の彼女しか視界に入らなくなり、抱きしめてキスをしたい衝動に駆られ始める。

身体の中から湧き上がる様な欲望に抗えないと思ったが、この場では止めた方がいい、と抑える気持が少し残っていた。
ただ、このまま終わったらどうにかなってしまいそうな、そんな気持はどんどん膨れ上がっていく。

沙紀の手を握り直し、引っ張る様にして海から上がっていく。

「え? 砂は落とさないの?ねえ 俊?・・・」

突然の彼の行動が理解できないまま、でも着いて行くしかなかった。
真っ直ぐに海の家の方へ歩いていくことで、シャワーを浴びに行くのだ、とは分かり始めたが、相変わらず何も話さないまま思いつめた表情で俊は歩いていく。

彼に胸を見られている時に感じた、恥ずかしさの中に嬉しさや気持ちよさが混じった様な気持ちが、京一や琢磨に見られている時には感じることはなかった。
沙紀は、それに気が付くと、改めて俊が好きなんだと感じることが出来て嬉しかった。
そんな気持ちから、俊にならいいの・・・そんな事を言ってしまったが、彼はどう受け取ってくれたのか・・・

料金を支払った俊に手を引かれたまま、シャワールームの中にそのまま連れて行かれてしまった。

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