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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
ビキニトップの上に手を置いて感じるのは、素材のツルツル感とカップとその下のパッドで作られている丸く膨らんだ形だった。
それでも始めて女の子の胸に触れた興奮から、俊はいきなりギュッギュッとリズムよく揉み始めてしまう。

手の平には彼女の胸の感触は直接伝わってこないが、ビキニ越しでも揉んでいる実感を十分味わえるほど沙紀の胸の膨らみは充実していた。
ビキニトップの上から覗く膨らみと谷間が、俊の揉み方で形を変える。
膨らみが中央に寄せられて谷間がより深くなったり、左右別々に弾むように上下する様子は更に俊の揉み込む手に力を入れさせる。

「んんっ・・・んっ、んんっ・・・」

腕の中で唇を塞がれたまま胸を揉まれている沙紀。
デートをしていても、他のカップルの男からの視線が煩わしい程の美少女。
そんな彼女が塞がれた唇から漏らす甘い声が、俊の脳を痺れさせる。

沙紀の胸に・・・直接触りたい・・・

揉んでいた指を露出している胸の上部に触れさせてから、カップの中に滑り込ませようと膨らみに沿って動かしていく。
胸の肌の張り、指が滑る様な滑らかさに、いつまでも触っていたくなる。

しかし指がカップの縁に触れた時、沙紀が急に抵抗し始めた。
それまで腕の中でされるがままだったのがウソの様に両手で俊の腕を掴み、離した唇からは小さくてもハッキリとした言葉が出てきた。

「待って・・・待って、ね?・・・お願い・・・」

上目づかいで懇願してくる沙紀の顔は興奮して上気していた。
普段はシャープな印象の目元もトロンとしていて、力が無い。
それでも、もう止めて欲しいと言う気持ちが俊には十分に伝わってきた。

下半身の硬さはまだまだ取れそうもなかったが、沙紀の身体を起こしてあげながら優しく言葉をかける。
恥ずかしそうに頷いた後、俊に背中を向け、ビキニトップの上を摘まむと引き上げてから立ち上がった。


沙紀がシャワーを済ませて先に外で待っている間、1人になった俊は急いで自分の身体を洗う。
旅行前から比べると今日1日で随分2人の関係は進んでしまった。
まるで熱に浮かされた様に沙紀を抱きしめ、夢中になってキスをした。

沙紀もそれに応えてくれた・・・

1度だけ自分の部屋で抱きしめキスをした後は、断られるのが怖くなって何も進展できなかった。
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