この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
梨乃は心の中で溜息をついてしまう。

呆れた・・・バーベキューが出来るだけじゃなく、そのまま泊まるところまで造っちゃうなんて・・・どれだけお金持ちなの・・・

驚いている梨乃の手を引いて琢磨はチェアーの傍まで歩いて行った。
「ここでよし、と。さあ梨乃、目を瞑ってごらん」
琢磨の言った言葉に警戒心がムクムクと湧き起る。また、怖いことが起きるのかも、そう考えると、とても言われたとおりにする気にはなれない。
「やだ!もう怖いのはイヤ!お願いだから止めてよ」

大げさに泣きべそをかきそうになっている表情の梨乃を見ても、琢磨は笑うことなく真剣な表情のまま言った。
「そんなんじゃないって。俺を信じて目を瞑ってごらん。そしてチェアに寝転がってよ」
琢磨の手が梨乃の顔を上から下に撫でると、彼女は自然に目を閉じてしまう。
そして支えられながらチェアに身体を横たえた。

な、なにされるの?もしかしたらここで?それは嫌じゃないけど・・・でもだれかに見られたら恥ずかしいよ・・・

嬉しさと不安が交錯する。心臓の音が大きくなっていく。しかし琢磨が触れてくる気配は無かった。
そのかわり顔のすぐ右隣りから声が聞こえた。
「目を開けていいよ」
梨乃は訳が分からないままそっと目を開けた。
「えっ!!」
視界に飛び込んできた光景に言葉が出ない。今にもこちらに向かって降って来るように思えるほどの満天の星が目に飛び込んできた。
星々が見える範囲とその量に圧倒される。感動で瞬きするのも忘れて見入ってしまう。
涙が自然と浮かんできて、星が更に綺麗に煌めき始める。

「す、凄い・・・凄いよ・・・」

「これを見て欲しかったんだ」
そう静かに言われ、強く握られた右手を梨乃も強く握り返した。
「気に入った?」
「うん、ありがとう・・・」

梨乃は自分の顔の横から琢磨の声がすることに、すぐに気が付いた。それもこちらを向いていることも。
ゆっくりとそちらへ顔だけを向けると、琢磨の顔は数センチしか離れていなかった。
身構えることなくそのままの姿勢でまた目を閉じる。
すぐに琢磨の唇が軽く触れたかと思うと、顔が上向きにされる。今度はしっかりと唇が押し付けられ、上下の唇が交互に挟まれ舐められる。
「んっ・・・」

唾液を塗り付けるような舐め方に梨乃の唇はすぐにヌルヌルになり、すべりの良くなった唇同士が弾き合うように触れていく。
/909ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ