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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
でも優しくて素直そうな性格は雰囲気によく出ていた。
「舞風(まふ)と同じ1年の心瑠(ここる)です。よろしくね。私ね聖杏学園のセーラー服に憧れて受験したけどダメだったの。だから、一度でいいから制服貸してほしいの。いい?」
「えっ?う、うん・・・別にいいけど・・・」
「心瑠!全然自己紹介じゃないよ、それ!」
夏妃が呆れた顔で注意する。私も唖然としてしまったけど、人懐っこい彼女の笑顔に釣られて思わず微笑んでしまう。
例えるなら、少し生意気だけど甘え上手な妹、と言った感じ。
「また夏妃に怒られちゃった・・・私、自己紹介するほどのことって何もないんだ。でも、ファータフィオーレが売れていくために、何でもする気持ちはしっかり持ってるよ」
心瑠の言葉に全員が真顔になった。
そして夏妃、愛美、涼奈、心瑠が揃って私を見つめてくる。
あのこと、だよね・・・決心はしているかってことだよね・・・
私もみんなを1人ずつ見てから頷いた。
「私も頑張ります。でも・・・少し心配・・・です」
正直な決意と気持ちを話すと、夏妃がハグをしてくれる。続けて3人も抱きついてくる。
「みんな不安はあるの。でも・・・」
夏妃が言った。
「早く大きなステージに立てるように頑張るって決めてるの。舞風(まふ)は年齢よりも大人びて見えるけど、可愛いしスタイルもいいから・・・ごめんね、でも頑張って欲しいな・・・」
頷く私を、またみんなで抱きしめてくれた。
自分の夢の為に、ファータフィオーレの夢の為にがんばろう、そんな気持ちで全員がひとつになれている気がした。
「舞風(まふ)と同じ1年の心瑠(ここる)です。よろしくね。私ね聖杏学園のセーラー服に憧れて受験したけどダメだったの。だから、一度でいいから制服貸してほしいの。いい?」
「えっ?う、うん・・・別にいいけど・・・」
「心瑠!全然自己紹介じゃないよ、それ!」
夏妃が呆れた顔で注意する。私も唖然としてしまったけど、人懐っこい彼女の笑顔に釣られて思わず微笑んでしまう。
例えるなら、少し生意気だけど甘え上手な妹、と言った感じ。
「また夏妃に怒られちゃった・・・私、自己紹介するほどのことって何もないんだ。でも、ファータフィオーレが売れていくために、何でもする気持ちはしっかり持ってるよ」
心瑠の言葉に全員が真顔になった。
そして夏妃、愛美、涼奈、心瑠が揃って私を見つめてくる。
あのこと、だよね・・・決心はしているかってことだよね・・・
私もみんなを1人ずつ見てから頷いた。
「私も頑張ります。でも・・・少し心配・・・です」
正直な決意と気持ちを話すと、夏妃がハグをしてくれる。続けて3人も抱きついてくる。
「みんな不安はあるの。でも・・・」
夏妃が言った。
「早く大きなステージに立てるように頑張るって決めてるの。舞風(まふ)は年齢よりも大人びて見えるけど、可愛いしスタイルもいいから・・・ごめんね、でも頑張って欲しいな・・・」
頷く私を、またみんなで抱きしめてくれた。
自分の夢の為に、ファータフィオーレの夢の為にがんばろう、そんな気持ちで全員がひとつになれている気がした。