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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
指定された場所は、高級なホテルの最上階に近いスイートルームでした。
時間通りに部屋のドアをノックした私は、ただでさえ緊張していたことに加えて、
出迎えてくれた人を見て面食らってしまいました。
そこに居たのはサラリーマンそのもの、と言った感じの人だったからです。
神経質そうで少し怖いイメージを持っていたのに、全然違いました。
髪を七三に分け、眼鏡を掛けて、くたびれたスーツに身を包んでいます。
あ、あの監督の大西さん?・・・違う人じゃないよね・・・
TVで見た時の、いかにも今流行に乗っているディレクター、と言った面影があり
ません。
「はっはじめまして・・・ファータフィオーレの涼奈、です!今日はよろしくお願
い致します!」
「やっぱり、実物の方がずっとかわいいね。でももったいないな。メイクもヘアー
スタイルも涼奈ちゃんに合ってないから、魅力が十分に伝わってこないよ」
慌てて挨拶した私の言葉は無視されてしまいました。
う~ん、と唸って私の周りをグルグル回ってブツブツ言い始めます。
「あ、あの・・・今日は面接をして頂くことになっていて・・・えっ?・・・」
スカートの後ろに違和感を感じてハッとして後ろを確認しました。
「きゃっ! えっ?えっ?・・・」
慌てて捲られていたところを手で押さえてその場から2,3歩離れます。
恥ずかしさで顔が熱くなってきます。
抱かれることは覚悟して来ていても、いきなりミニスカートを捲られて素で慌てて
しまいました。もちろん恥ずかしさも感じています。
「あ、あの・・・えっ?、だめ・・・ですぅ・・・」
顔が赤くなっているのをハッキリと感じながら、それでも自分の気を落ち着かせよ
うとしました。そして大西監督の機嫌が悪くならない様にと照れくさそうに笑って
あげます。
「う~ん、素の良い反応をするね・・・よし、設定を決めるから演技をしてもらお
うか」
「演技ですか?・・・あの、どんな演技を・・・」
まごつく私をよそに、大西監督はリモコンで部屋のカーテンを全て閉じました。
明かりを点けないので、部屋は薄暗くなっていしまいます。
ドキドキしながら返事を待っている私に真剣な表情で指示をしました。
「場所は朝の電車内。サラリーマンやOL、そして同級生で満員の社内で痴漢にあ
う女子高生の役をやってもらう。どんな演技をするかは涼奈ちゃんにまかせよう。
何か質問は?」
時間通りに部屋のドアをノックした私は、ただでさえ緊張していたことに加えて、
出迎えてくれた人を見て面食らってしまいました。
そこに居たのはサラリーマンそのもの、と言った感じの人だったからです。
神経質そうで少し怖いイメージを持っていたのに、全然違いました。
髪を七三に分け、眼鏡を掛けて、くたびれたスーツに身を包んでいます。
あ、あの監督の大西さん?・・・違う人じゃないよね・・・
TVで見た時の、いかにも今流行に乗っているディレクター、と言った面影があり
ません。
「はっはじめまして・・・ファータフィオーレの涼奈、です!今日はよろしくお願
い致します!」
「やっぱり、実物の方がずっとかわいいね。でももったいないな。メイクもヘアー
スタイルも涼奈ちゃんに合ってないから、魅力が十分に伝わってこないよ」
慌てて挨拶した私の言葉は無視されてしまいました。
う~ん、と唸って私の周りをグルグル回ってブツブツ言い始めます。
「あ、あの・・・今日は面接をして頂くことになっていて・・・えっ?・・・」
スカートの後ろに違和感を感じてハッとして後ろを確認しました。
「きゃっ! えっ?えっ?・・・」
慌てて捲られていたところを手で押さえてその場から2,3歩離れます。
恥ずかしさで顔が熱くなってきます。
抱かれることは覚悟して来ていても、いきなりミニスカートを捲られて素で慌てて
しまいました。もちろん恥ずかしさも感じています。
「あ、あの・・・えっ?、だめ・・・ですぅ・・・」
顔が赤くなっているのをハッキリと感じながら、それでも自分の気を落ち着かせよ
うとしました。そして大西監督の機嫌が悪くならない様にと照れくさそうに笑って
あげます。
「う~ん、素の良い反応をするね・・・よし、設定を決めるから演技をしてもらお
うか」
「演技ですか?・・・あの、どんな演技を・・・」
まごつく私をよそに、大西監督はリモコンで部屋のカーテンを全て閉じました。
明かりを点けないので、部屋は薄暗くなっていしまいます。
ドキドキしながら返事を待っている私に真剣な表情で指示をしました。
「場所は朝の電車内。サラリーマンやOL、そして同級生で満員の社内で痴漢にあ
う女子高生の役をやってもらう。どんな演技をするかは涼奈ちゃんにまかせよう。
何か質問は?」