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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
「うん・・・相変わらずかな?2人っきりで会えてないんだ。だから寂しくて」
「私達以上に忙しいからね、マネージャー」
同情した愛美は私の頭を優しく撫でてくれる。ちょっと嬉しい。
「あの・・・噂なんだけどさ・・・」
愛美は言いたいことがあるのになかなか言い出せないようだった。
「何?・・・早く言ってよ」
「うん・・・マネージャーだけど・・・ファータフィオーレの担当から外れるって」
「えっ!!」
「噂、噂だから!」
「どうして?」
考えたこともなかった事を言われて思わず立ち止まってしまう。
隣にいる愛美も周りの景色も目に入らなくなってしまった。心臓が締め付けられるように痛い。
何を言ってるの?ウソでしょ?・・・
同じ言葉が頭の中をクルクル回っていた。
「夏妃!落ち着いてね・・・噂だから、ね。ほら、歩こう」
優しくそう言ってくれた愛美は私の手を引いて歩き出した。
「噂だからね!ごめんね、変なこと言って・・・」
謝っている愛美に、私はしばらくしてから、ようやく笑顔を向けることが出来た。
「ごめんね、ちょっと動揺しちゃった・・・えへへ」
でも、笑ってはいても自分の目がウルウルしていて恥ずかしい。
「もう・・・泣かないでよ、夏妃・・・ 」
そんな事を言っている愛美の目も潤み出していた。
「愛美・・・」
そうだよね、愛美だってショックだよね・・・私がしっかりしなくちゃ・・・
いつの間にか愛美の手を引いて私が前を歩いていた。
「私達以上に忙しいからね、マネージャー」
同情した愛美は私の頭を優しく撫でてくれる。ちょっと嬉しい。
「あの・・・噂なんだけどさ・・・」
愛美は言いたいことがあるのになかなか言い出せないようだった。
「何?・・・早く言ってよ」
「うん・・・マネージャーだけど・・・ファータフィオーレの担当から外れるって」
「えっ!!」
「噂、噂だから!」
「どうして?」
考えたこともなかった事を言われて思わず立ち止まってしまう。
隣にいる愛美も周りの景色も目に入らなくなってしまった。心臓が締め付けられるように痛い。
何を言ってるの?ウソでしょ?・・・
同じ言葉が頭の中をクルクル回っていた。
「夏妃!落ち着いてね・・・噂だから、ね。ほら、歩こう」
優しくそう言ってくれた愛美は私の手を引いて歩き出した。
「噂だからね!ごめんね、変なこと言って・・・」
謝っている愛美に、私はしばらくしてから、ようやく笑顔を向けることが出来た。
「ごめんね、ちょっと動揺しちゃった・・・えへへ」
でも、笑ってはいても自分の目がウルウルしていて恥ずかしい。
「もう・・・泣かないでよ、夏妃・・・ 」
そんな事を言っている愛美の目も潤み出していた。
「愛美・・・」
そうだよね、愛美だってショックだよね・・・私がしっかりしなくちゃ・・・
いつの間にか愛美の手を引いて私が前を歩いていた。