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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第16章 ストーカー(僕の彼女)編 1-1
逢沢 瑠奈。
それがルナの名前だ。
彼女に住んでいる部屋を紹介してもらって1か月が過ぎていた。
その間に、彼女の出身中学の卒業アルバムを手に入れることが出来た。
親しくなった人に卒アルを見せるのは良くあることなので、この事自体は
僕と瑠奈の仲ならば、普通の出来事だと言っていいだろう。
やっぱりこのころから可愛かったんだな・・・
ページをめくって彼女の写真を見つける度にそう思った。今より少しだけ
ふっくらとした輪郭にクリッとした大きな瞳。両サイドに流した髪をシン
プルにまとめて結んだだけの髪型で笑っている姿は、まるでアニメの中に
出てくる少女のようだった。
身体の方は、今はこの頃よりも身長も伸びているし胸の膨らみも目立ってき
ている。そしてなにより脚のラインがずっと大人びてきていた。
まるで細長く棒のようだったのが、今は綺麗なラインに肉付き、色艶も増し
ていた。
これからも、色々変わっていって、きっと凄い美人になるんだろうな・・・
成長が楽しみだった。それを見続けていきたい、そう思った。
でも・・・
元カノ達とのことを思い出すと、僕は少し憂鬱になる。
彼女も気の迷いから、他の男の元へ去ってしまうことは十分に考えられること
だった。僕が一生懸命尽くしても、それは突然訪れるかもしれない。
いや、それを今考えても無駄なのだ・・・
少し落ち込んだ僕の中の、冷静な自分が話しかけてくれた。
そうだ、いくつかの経験から、僕も女の子とのお付き合いには慣れてきていた。
先のことを考えすぎても良くない。
女の子には色々な誘惑が多い。それは男が思っているよりもずっとだ。
ましてや瑠奈なら告白してくる男など枚挙にいとまがないだろう。
その度にヤキモキしていたら、それこそ瑠奈に愛想をつかされてしまう。
今の僕に出来ることを頑張ろう・・・
そう、それしかないのだ。
瑠奈の学園生活を楽しくしてあげたい。
瑠奈の部屋に遊びに行ってあげたい。
瑠奈の趣味に付き合ってあげたい。
瑠奈とお出かけしてあげたい。
瑠奈のショッピングを手伝ってあげたい。
してあげたいことは沢山あった。
のんびりしている時間は無い。
今の僕に出来ることを頑張ろう・・・
それがルナの名前だ。
彼女に住んでいる部屋を紹介してもらって1か月が過ぎていた。
その間に、彼女の出身中学の卒業アルバムを手に入れることが出来た。
親しくなった人に卒アルを見せるのは良くあることなので、この事自体は
僕と瑠奈の仲ならば、普通の出来事だと言っていいだろう。
やっぱりこのころから可愛かったんだな・・・
ページをめくって彼女の写真を見つける度にそう思った。今より少しだけ
ふっくらとした輪郭にクリッとした大きな瞳。両サイドに流した髪をシン
プルにまとめて結んだだけの髪型で笑っている姿は、まるでアニメの中に
出てくる少女のようだった。
身体の方は、今はこの頃よりも身長も伸びているし胸の膨らみも目立ってき
ている。そしてなにより脚のラインがずっと大人びてきていた。
まるで細長く棒のようだったのが、今は綺麗なラインに肉付き、色艶も増し
ていた。
これからも、色々変わっていって、きっと凄い美人になるんだろうな・・・
成長が楽しみだった。それを見続けていきたい、そう思った。
でも・・・
元カノ達とのことを思い出すと、僕は少し憂鬱になる。
彼女も気の迷いから、他の男の元へ去ってしまうことは十分に考えられること
だった。僕が一生懸命尽くしても、それは突然訪れるかもしれない。
いや、それを今考えても無駄なのだ・・・
少し落ち込んだ僕の中の、冷静な自分が話しかけてくれた。
そうだ、いくつかの経験から、僕も女の子とのお付き合いには慣れてきていた。
先のことを考えすぎても良くない。
女の子には色々な誘惑が多い。それは男が思っているよりもずっとだ。
ましてや瑠奈なら告白してくる男など枚挙にいとまがないだろう。
その度にヤキモキしていたら、それこそ瑠奈に愛想をつかされてしまう。
今の僕に出来ることを頑張ろう・・・
そう、それしかないのだ。
瑠奈の学園生活を楽しくしてあげたい。
瑠奈の部屋に遊びに行ってあげたい。
瑠奈の趣味に付き合ってあげたい。
瑠奈とお出かけしてあげたい。
瑠奈のショッピングを手伝ってあげたい。
してあげたいことは沢山あった。
のんびりしている時間は無い。
今の僕に出来ることを頑張ろう・・・