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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第16章 ストーカー(僕の彼女)編 1-1
瑠奈の新しい一面を知れるかも、そんなウキウキする気持ちもあるけれ
ど、知りたくないような不安な気持ちもある。
2つが混ざり合った変な感情が湧いてきた。
「かぐやちゃん、ますます綺麗になっていくね。綺麗なお姉さん、って
感じだ」
「それに、またスタイルが良くなってない?分かった!成長期だから、
だよね~」
成長期、成長期、と言いながら、2人は瑠奈の身体をいやらしい目つき
で上から下まで眺めまわす。半分冗談めかしてはいるが、半分は本気か
もしれない。僕は少しムッとした。
ただ、瑠奈は嫌がる素振りは見せなかった。冗談と受け取っているよう
だ。胸も隠す仕草をしながらも笑顔だった。
「も~相変わらず嫌らしいんだから!今日はしっかり奢ってもらいます
からね!」
そう言って、可愛らしく抗議する瑠奈をイケメン2人も笑顔で見つめ返
す。彼女が可愛くて仕方がない、そんな表情だ。
3人にとっては何てことは無い、よくある会話らしいことが、僕にも分
かってきた。こうして会うことは今までもあったのだろう。
これから何があるのか見当もつかないが、僕の知らない瑠奈に会ること
は間違いなさそうだ。
2人に促されるようにして彼女は男達と並んで歩き出した。
イケメン2人が彼女には分からないように視線を合わせて頷き合ったの
を、僕は見逃さなかった。胸騒ぎがする。
悪い予感が外れてくれることを祈りながら、僕は後ろを付いていくしか
なかった。
ど、知りたくないような不安な気持ちもある。
2つが混ざり合った変な感情が湧いてきた。
「かぐやちゃん、ますます綺麗になっていくね。綺麗なお姉さん、って
感じだ」
「それに、またスタイルが良くなってない?分かった!成長期だから、
だよね~」
成長期、成長期、と言いながら、2人は瑠奈の身体をいやらしい目つき
で上から下まで眺めまわす。半分冗談めかしてはいるが、半分は本気か
もしれない。僕は少しムッとした。
ただ、瑠奈は嫌がる素振りは見せなかった。冗談と受け取っているよう
だ。胸も隠す仕草をしながらも笑顔だった。
「も~相変わらず嫌らしいんだから!今日はしっかり奢ってもらいます
からね!」
そう言って、可愛らしく抗議する瑠奈をイケメン2人も笑顔で見つめ返
す。彼女が可愛くて仕方がない、そんな表情だ。
3人にとっては何てことは無い、よくある会話らしいことが、僕にも分
かってきた。こうして会うことは今までもあったのだろう。
これから何があるのか見当もつかないが、僕の知らない瑠奈に会ること
は間違いなさそうだ。
2人に促されるようにして彼女は男達と並んで歩き出した。
イケメン2人が彼女には分からないように視線を合わせて頷き合ったの
を、僕は見逃さなかった。胸騒ぎがする。
悪い予感が外れてくれることを祈りながら、僕は後ろを付いていくしか
なかった。