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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第16章 ストーカー(僕の彼女)編 1-1
あの2人をのんびりと調査している時間はやはり無さそうだ。
早速今日これからでも行動に移そう、そう思った。
マンションまで送っていけなくてごめん・・・
瑠奈にそう告げて、2人と駅に向かって歩き出す。
まずは長髪の男の方をメインに調べることにする。どちらかと言えば、
リードしているのがこの男の方なのは明白だ。
集音装置を2人に向けると早速会話が聞こえてきた。

「案外簡単に落とせそうだな、かぐやちゃん」
長髪の男がスマホを操作しながら楽し気に話している。
「ああ、お前の言った通りだったな。ガードは堅そうだったけど、強引
な責めには案外もろい。スカート捲られてお尻を見られた時の動揺した
顔、良かったな~そそられるよ」
そう言った短髪の男の声も弾んでいる。
「それな。思った通りかぐやちゃんってM、そのものだったし。メイド
さんやってる子って多いよな。それにまさかTバックとは思わなかった
けど、捲って正解だ」
「うん、お尻を見られてすっかり大人しくなった、かぐやちゃん。可愛
いよ」
2人はスマホを見せ合いながら軽い足取りで歩いていく。

お店の中で、瑠奈が2人からいろいろHなことをされたのが分かってき
た。まさか今日、それもお店の中で変なことはしてこないだろう。そう
思っていた僕が甘かったのだ。
他にもいろいろされているのかも知れない。2人に対する憎悪が沸々と
湧いてきた。

「ほら、かぐやちゃんのショーツ越しの恥骨のアップ、たまんないよぉ
。早くペロペロしてあげたい!」
短髪の男がそう言って、スマホのモニターに向って舌を突き出し、何度
も舐める仕草をした。
「お前ホントに好きだな、それ」
長髪の男が笑っている。そして持っているスマホのモニターを短髪の男
に見せた。
「この美脚もいいよな!つま先から太腿の付根まで、俺もキスしてあげ
たいよ!」
2人は顔を寄せ合ってモニターを見つめ、笑い合う。

今この場で2人に制裁を与えたかったが、我慢した。僕なりのやり方が
ある。瑠奈に迷惑が掛からないやり方が。その為には今は準備しなけれ
ばいけないのだ。

「俺達2人に両方の胸を揉まれている時の、かぐやちゃんの表情!思い
出すだけもフル勃起するぜ!」
長髪の男がいやらしい笑い声と共に話す。
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