この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第16章 ストーカー(僕の彼女)編 1-1
それでも、コクコクっと縦に首を振った私。
樹里ちゃんはそれを見ていつもの優しい笑顔になったけれど、すぐに真
面目な顔に戻ってしまう。
「私のこと・・・どう思ってるの?・・・」
「・・・ど、どうって?・・・」
落ち着いていて、しかも綺麗な声で聴いてくる樹里ちゃん。私の声は少
し震えていた。
「私は真剣に聞いているの。だって・・・」
そう言った樹里ちゃんは、少しだけ視線を逸らした後また見つめてくる。
「・・・好き、だから。瑠奈ちゃんのこと・・・」
えっ!!!・・・コク、告白されちゃった!・・・
初めての事だった。告白されたことは何回かあっても、それは男の人か
らだけだった。女の子で、しかも20歳の美人大学生から告白されると
は、思ってもいなかった。
樹里ちゃんの頬が薄っすらと染まっているのが分かる。笑顔がはにかん
でいる。
可愛い!・・・可愛くて綺麗!・・・
初めて見る樹里ちゃんのそんな表情に、キュンと音がしたかのように胸
がときめいたのを感じた。
それまで意識したこともなかった感情が沸々と湧いてくる。
でもそれは、この場の雰囲気に流された感情じゃないのは、自分のこと
だからよく分かった。
こんなお姉さんが欲しいな。そう漠然と思っていた気持ちの底に、こん
な気持ちがあったなんて。不思議だけど、でも嘘じゃない。
「付き合っている人はいるの?・・・ううん、いてもいいの。私の事も
好きになってくれたら、嬉しいな」
照れながらも、目を見て話していくる樹里ちゃんに、私もちゃんと言わ
なきゃって思った。
「樹里ちゃんのことは・・・好き、だよ。最初から優しくしてくれたし
、こんな人がお姉さんだったらいいのになって思ってたの。
だから・・・樹里ちゃんの気持ちはすごく嬉しいよ」
「本当?本当に?嬉しい!」
樹里ちゃんの表情がパッと花が咲いたように明るくなり、私も釣られて
笑顔になってしまった。そして、嬉しいと何度も繰り返しながら樹里ち
ゃんは私を深く抱きしめてきた。更にそのまま後ろに倒されてしまう。
えっ・・・何?何?、これって・・・
Bまでしか経験が無くてもこんな状態になったら、樹里ちゃんが何をし
たいかぐらいは分かる。女の子同士、ふざけてキスをしたこともあるけ
れど、そんな雰囲気とは違う。
樹里ちゃんはそれを見ていつもの優しい笑顔になったけれど、すぐに真
面目な顔に戻ってしまう。
「私のこと・・・どう思ってるの?・・・」
「・・・ど、どうって?・・・」
落ち着いていて、しかも綺麗な声で聴いてくる樹里ちゃん。私の声は少
し震えていた。
「私は真剣に聞いているの。だって・・・」
そう言った樹里ちゃんは、少しだけ視線を逸らした後また見つめてくる。
「・・・好き、だから。瑠奈ちゃんのこと・・・」
えっ!!!・・・コク、告白されちゃった!・・・
初めての事だった。告白されたことは何回かあっても、それは男の人か
らだけだった。女の子で、しかも20歳の美人大学生から告白されると
は、思ってもいなかった。
樹里ちゃんの頬が薄っすらと染まっているのが分かる。笑顔がはにかん
でいる。
可愛い!・・・可愛くて綺麗!・・・
初めて見る樹里ちゃんのそんな表情に、キュンと音がしたかのように胸
がときめいたのを感じた。
それまで意識したこともなかった感情が沸々と湧いてくる。
でもそれは、この場の雰囲気に流された感情じゃないのは、自分のこと
だからよく分かった。
こんなお姉さんが欲しいな。そう漠然と思っていた気持ちの底に、こん
な気持ちがあったなんて。不思議だけど、でも嘘じゃない。
「付き合っている人はいるの?・・・ううん、いてもいいの。私の事も
好きになってくれたら、嬉しいな」
照れながらも、目を見て話していくる樹里ちゃんに、私もちゃんと言わ
なきゃって思った。
「樹里ちゃんのことは・・・好き、だよ。最初から優しくしてくれたし
、こんな人がお姉さんだったらいいのになって思ってたの。
だから・・・樹里ちゃんの気持ちはすごく嬉しいよ」
「本当?本当に?嬉しい!」
樹里ちゃんの表情がパッと花が咲いたように明るくなり、私も釣られて
笑顔になってしまった。そして、嬉しいと何度も繰り返しながら樹里ち
ゃんは私を深く抱きしめてきた。更にそのまま後ろに倒されてしまう。
えっ・・・何?何?、これって・・・
Bまでしか経験が無くてもこんな状態になったら、樹里ちゃんが何をし
たいかぐらいは分かる。女の子同士、ふざけてキスをしたこともあるけ
れど、そんな雰囲気とは違う。