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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第16章 ストーカー(僕の彼女)編 1-1
「分からない・・・」
「ほらNEWS先のリンクがあるよ。クリックして」
「う、うん」
樹里ちゃんに言われたままにクリックすると、あの2人の医大生の内
、長髪にしている人がいきなり出てきた。
それもパトカーに乗り込む様子がしっかりと映し出されている。若干
青ざめた表情は硬くて、お店で遊んでいる時の様子からはとても想像
できないほどだった。続けて写真が出た人は、もう1人の短髪の人で
、2人が通う大学名や名前と年齢などが表示されていた。
「容疑は何?・・・」
樹里ちゃんに応えるように、音声が聞こえてくる。
「・・・を逮捕しました。容疑は、薬物使用により女性を昏睡させた
後のわいせつ行為とそれを録画した動画による脅迫と強制わいせつ行
為です。複数の女性から脅迫を受けていた、との証言もあり、更に余
罪があるものとみて追及していく、とのことです・・・」
間違いなく、何回もお店に来るたびに私を指名していた2人の医大生
だった。私が同伴して、お店の中なのにHなことをされ、それを撮影
した2人だった。そしてそれを使って私をカラオケに誘ってきた2人
だった。
薬物を使って昏睡・・・その後にわいせつ行為・・・
それを想像するだけで鳥肌がった。来週には彼らに命じられたままに
カラオケに行くところだったのだ。
もし行っていたら、私も眠らされて動画を取られて・・・
お店の中で撮影されたHな動画を削除してもらえるなら、と期待して
いたのが甘かった。その為なら少しくらい触られても、そんな考えも
甘かった。
きっとその動画でまた脅されて、何回もHなことを強制されて・・・
「瑠奈ちゃん、大丈夫?どうしたの?」
樹里ちゃんの言葉でハッと我に返った。心配そうな目で私を見ている。
「顔色悪いよ・・・NEWS、ショックだよね。瑠奈ちゃんの事をお気
に入りの御主人様だったもんね」
「う、うん」
何とか頷いた私を、樹里ちゃんは優しく抱きしめてくれた。
「そんなことをしていた人達だったなんて、信じられないね。でも、
瑠奈ちゃんが変な目に合わなくて良かった。被害にあった女の子に悪
いけど」
「・・・」
何も返事を返さず、ただ樹里ちゃんにしがみついている私の様子が変
だと思ったのか、彼女が私の顔を覗き込んできた。
「ほらNEWS先のリンクがあるよ。クリックして」
「う、うん」
樹里ちゃんに言われたままにクリックすると、あの2人の医大生の内
、長髪にしている人がいきなり出てきた。
それもパトカーに乗り込む様子がしっかりと映し出されている。若干
青ざめた表情は硬くて、お店で遊んでいる時の様子からはとても想像
できないほどだった。続けて写真が出た人は、もう1人の短髪の人で
、2人が通う大学名や名前と年齢などが表示されていた。
「容疑は何?・・・」
樹里ちゃんに応えるように、音声が聞こえてくる。
「・・・を逮捕しました。容疑は、薬物使用により女性を昏睡させた
後のわいせつ行為とそれを録画した動画による脅迫と強制わいせつ行
為です。複数の女性から脅迫を受けていた、との証言もあり、更に余
罪があるものとみて追及していく、とのことです・・・」
間違いなく、何回もお店に来るたびに私を指名していた2人の医大生
だった。私が同伴して、お店の中なのにHなことをされ、それを撮影
した2人だった。そしてそれを使って私をカラオケに誘ってきた2人
だった。
薬物を使って昏睡・・・その後にわいせつ行為・・・
それを想像するだけで鳥肌がった。来週には彼らに命じられたままに
カラオケに行くところだったのだ。
もし行っていたら、私も眠らされて動画を取られて・・・
お店の中で撮影されたHな動画を削除してもらえるなら、と期待して
いたのが甘かった。その為なら少しくらい触られても、そんな考えも
甘かった。
きっとその動画でまた脅されて、何回もHなことを強制されて・・・
「瑠奈ちゃん、大丈夫?どうしたの?」
樹里ちゃんの言葉でハッと我に返った。心配そうな目で私を見ている。
「顔色悪いよ・・・NEWS、ショックだよね。瑠奈ちゃんの事をお気
に入りの御主人様だったもんね」
「う、うん」
何とか頷いた私を、樹里ちゃんは優しく抱きしめてくれた。
「そんなことをしていた人達だったなんて、信じられないね。でも、
瑠奈ちゃんが変な目に合わなくて良かった。被害にあった女の子に悪
いけど」
「・・・」
何も返事を返さず、ただ樹里ちゃんにしがみついている私の様子が変
だと思ったのか、彼女が私の顔を覗き込んできた。