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女子大生 水野果歩
第28章 女子大生 水野果歩(28)
富田 「まぁ、適当なところに座ってくれよな。酒とつまみ持ってくるわ。」
盛り上がった居酒屋での飲み会の後、二次会として4人が向かったのは富田のマンションの部屋だった。
果歩 「わぁ~広い部屋ですねぇ!」
富田が住んでいるマンションは、まさに高級マンションと言っていい。
先日果歩が訪れた秋絵のマンション、その部屋も高級感があり広々としていたが、富田のマンションはそこ以上に豪勢で広い部屋だった。
山井 「うらやましいよなぁ。こんな所に住めるなんて。」
果歩 「本当ですね。」
果歩は大きなソファに腰を下ろし、キョロキョロと辺りを見渡している。
部屋が広いだけじゃなく、置いてある家具も高級そうなものばかりだ。
富田 「ハハッ!でもまぁ、これはこれで、掃除とか大変なんだぜ。」
秋絵 「フフ・・・富田さんホントに自分で掃除してます?この前はお手伝いさんに頼んでるって言ってませんでした?」
富田 「ハハッ!まいったなぁ、秋絵ちゃん余計な事言わんでくれよぉ!」
やはりトミタグループの社長の息子であり、トミタスポーツのオーナーでもあるのだから経済的に恵まれているのは当然だった。
こんな遊び呆けているような人間が、このような恵まれた生活を送っていることに苛立ちを感じる人も多いはず。
しかしそんな富田の事を、お人好しの果歩は特に嫉んだりする事はなかった。
むしろ果歩の目には、富田はトミタスポーツのオーナーとして立派に働いているように見えていたため、尊敬のような気持ちさえあった。
最初の居酒屋に続き、二次会も富田が用意してくれたおいしいお酒とつまみ、それに富田と山井の面白いトークで盛り上がっていた。
果歩も辛いことがあった反動なのか、これまで飲んだことがないくらいお酒も進み、頬をピンクに染め、富田と山井の話を聞きながら笑っていた。
・・・やっぱり参加してよかった・・・秋絵先輩も富田さんもこうやって元気づけてくれて・・・やさしいなぁ・・・
果歩は心の中で富田や秋絵に感謝した。
今日は帰っても部屋でひとりで泣くだけだったはずが、今はこんなにも楽しい気分でいられるのだから。
今この時間だけは嫌なことも忘れられる。
盛り上がった居酒屋での飲み会の後、二次会として4人が向かったのは富田のマンションの部屋だった。
果歩 「わぁ~広い部屋ですねぇ!」
富田が住んでいるマンションは、まさに高級マンションと言っていい。
先日果歩が訪れた秋絵のマンション、その部屋も高級感があり広々としていたが、富田のマンションはそこ以上に豪勢で広い部屋だった。
山井 「うらやましいよなぁ。こんな所に住めるなんて。」
果歩 「本当ですね。」
果歩は大きなソファに腰を下ろし、キョロキョロと辺りを見渡している。
部屋が広いだけじゃなく、置いてある家具も高級そうなものばかりだ。
富田 「ハハッ!でもまぁ、これはこれで、掃除とか大変なんだぜ。」
秋絵 「フフ・・・富田さんホントに自分で掃除してます?この前はお手伝いさんに頼んでるって言ってませんでした?」
富田 「ハハッ!まいったなぁ、秋絵ちゃん余計な事言わんでくれよぉ!」
やはりトミタグループの社長の息子であり、トミタスポーツのオーナーでもあるのだから経済的に恵まれているのは当然だった。
こんな遊び呆けているような人間が、このような恵まれた生活を送っていることに苛立ちを感じる人も多いはず。
しかしそんな富田の事を、お人好しの果歩は特に嫉んだりする事はなかった。
むしろ果歩の目には、富田はトミタスポーツのオーナーとして立派に働いているように見えていたため、尊敬のような気持ちさえあった。
最初の居酒屋に続き、二次会も富田が用意してくれたおいしいお酒とつまみ、それに富田と山井の面白いトークで盛り上がっていた。
果歩も辛いことがあった反動なのか、これまで飲んだことがないくらいお酒も進み、頬をピンクに染め、富田と山井の話を聞きながら笑っていた。
・・・やっぱり参加してよかった・・・秋絵先輩も富田さんもこうやって元気づけてくれて・・・やさしいなぁ・・・
果歩は心の中で富田や秋絵に感謝した。
今日は帰っても部屋でひとりで泣くだけだったはずが、今はこんなにも楽しい気分でいられるのだから。
今この時間だけは嫌なことも忘れられる。