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女子大生 水野果歩
第3章 女子大生 水野果歩(3)
富田の年齢は30歳、このスポーツクラブの系列の会社、トミタグループの社長の息子だ。
高校卒業後、2年浪人生活をした後大学に入った。大学生活はほとんど遊びほうけており、一度留年を経験している。
それでも大学院まで通って、果歩の1年先輩である秋絵と出会ったのはその頃だ。
富田は27歳の大学院生で秋絵は18歳の新入生の頃だ。
翌年、果歩が大学に入学する年に富田は大学院を卒業。
相変わらず遊んでいた富田は就職活動もろくにせず、結局父親のコネで今のトミタスポーツに就職した。
インストラクターとして1年働いた富田は、やはり父親のコネですぐにトミタスポーツのオーナーになった。
オーナーと言っても実質その業務をやっているのは会計士や他のスタッフだ。
富田はオーナーとなっても今までどうりインストラクターをしているだけ、それどころか遅刻や突然の欠勤は日常茶飯事、まさにやりたい放題。
それでも給料はここの誰よりも高かった。