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女子大生 水野果歩
第3章 女子大生 水野果歩(3)


「じゃあ、面接と言ってもたいした事じゃないんだけど、いくつか質問いいかな?」

「はい。」

「それじゃ、とりあえず果歩ちゃんが週どのくらいここでバイトするか希望を聞きたいんだけどね。」

「はい、あの・・・週3日希望なんですけど。」

「3日?結構少ないんだね・・・こっちとしては人手が足りないからもっと出てほしいんだけどねぇ・・・。」

そう言って冨田は少し困ったような顔をした。

「すみません・・・あの、実は今もうひとつ別のアルバイトを週3日してるんです。」

「そうなのかぁ、それじゃ仕方ないね・・・。ちなみにどんな所でバイトしてるの?」

「雑貨屋さんです、○○駅の前の・・・。」

「あ~あそこの可愛らしい店ね、あそこ好きな女の子多いよねぇ、店員も可愛い子ばっかりだし。それにしても週6日もバイトなんて結構大変だよ、金貯めてなんかやりたい事とかあんの?」

「いえ、特には・・・まだ決めてないんですけど・・・。海外にホームステイとかしたいなぁとか少しは考えてるんですけど・・・。」

「へぇ・・・でもそんなにバイトしてたら彼氏と遊ぶ時間もあんまなくなっちゃうでしょ?果歩ちゃんくらい可愛かったら彼氏ぐらい当然いるんでしょ?」

「は、はい。でも彼は少し前から海外に留学してるんです。」

「へぇ・・・海外留学かぁ、じゃあ果歩ちゃん寂しいでしょ?ちなみにその彼氏って果歩ちゃんにとっては初めてできた彼氏?」

「え・・・はい、あの・・・そうですけど・・・。」

アルバイトの事とは関係ないとは思ったが、別に聞かれて困る事でもないし、果歩はありのまま答えた。

「やっぱりそうかぁ!ハハッ!やっぱり大学生活、恋人くらいいないと楽しくないもんなぁ。それじゃ果歩ちゃんその彼氏とはもうどのくらい付き合ってるの?」

「え・・・え~っと、1年くらいです。」

果歩のその言葉を聴くと富田はニヤっと笑みをつくった。

「へぇ・・・1年ねぇ・・・じゃあもう果歩ちゃんはヤッちゃったんだ?」

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