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女子大生 水野果歩
第4章 女子大生 水野果歩(4)
次に果歩が連れて来れれたのはプールだ、広々とした50メートルプール、他には綺麗で清潔感のあるシャワールーム、サウナ、それに専門のマーサージ師がいるというマッサージ室まであるらしい。

「どこも清潔感がありますね、ここなら皆さんトレーニングに集中できますね。」

「ハハッそう言ってもらえるとうれしいよ。ちなみにここのスタッフはいつでも無料でここの施設を使える事にしてるんだ、果歩ちゃんもプライベートでもいつでも来て使ってくれていいんだよ。」

「え、ホントですかぁ!わぁうれしい~!ダイエットとかでも来れますね。」

「ハハッ、でも果歩ちゃんはダイエットなんて必要ないんじゃないんじゃないか?」

そう言いながら富田は果歩の身体を下から上までジーっと舐めるような視線を向けた。
果歩は富田のその視線にはまったく気づいていないようだ。

「あれ・・・あの、ここの部屋はどういった部屋なんですか?」

この建物の一番端の部屋、中は広々としていて、側面と天井は全面が鏡になっている。下はビニール製のマットが敷き詰められていて、部屋の四隅にはそれぞれ大きなスピーカーのような物が置いてあった。

「ここ・・・エアロビックスとかそういうのに使うんですか?」

「いや、そんなんじゃないけどね、ここは・・・。まぁ今は使ってないんだけど、たぶん近々毎日のようにトレーニングで使う事になると思うけどね・・・。」

「へぇ・・・そうなんですか。」

その時の富田がつくっていた不敵な笑みの意味に、果歩は気づくわけもなかった。

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