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女子大生 水野果歩
第73章 女子大生 水野果歩(73)
股間隠していた手でグッと自分の秘部を押さえる果歩。
グチュ・・・・
熱くてヌルヌルした感触。
身体は火照ったまま。
一週間感じ続けてきた下腹部のウズウズ感は今最高潮にある。
果歩のアソコはアレを欲しがっている。
そして果歩自身、本心から富田を欲していた。
この一週間、寝ても覚めても富田とのセックスの事をずっと考えていた果歩。
絶頂寸前で止められた行為、ここまできて絶頂に導いてくれないなんて果歩のとっては拷問に近かった。
濡れてしまったタオルを片付けている富田。
果歩はその側で身体をモジモジさせながら富田を見ている。
我慢できない・・・
こんなの我慢できないよ・・・
こんな中途半端な状態のまま自分を放置している富田に対し、どうしようもない程の焦れったさ、そしてほんわか温厚な性格の果歩にしては珍しく、イラ立ちにも似た感情を抱いていた。
富田の後ろに近づいていく果歩。
目からは今にも涙が流れそうだ。
そして意を決したように果歩はゆっくり口を開く。
果歩 「あ・・・あの・・・」
富田 「・・・・ん?なんだ?」
声に振り返り、果歩の顔を見つめる富田。
果歩 「富田さん・・・あの・・・」
富田 「どうした?」
なかなか出てこない一言。
もう言いたい事は喉まで来ているのに
果歩 「・・・。」
顔を赤くしたまま下を向いて黙ってしまう果歩。
愛の告白なら言えたかもしれないが・・・今の果歩は恋する乙女ではなく、発情した女だ。
今までの人生を大人しく、何事も受身で過ごしてきた果歩には、どうしても自分からそんな女に脱皮する事ができないでいた。
富田 「何か俺にしてほしい事でもあるのか?」
富田はわかっている。
富田は果歩に言わせようとしている。
果歩自身もそれをわかっていた。
果歩 「・・・富田さん・・・。」
富田の名前を呼ぶだけで、下唇を噛んで黙る果歩。
富田 「いいんだぜ。俺は果歩ちゃんがしてほしい事ならなんでもするぜ?」
果歩の背中を後押しするような富田の言葉。
そして果歩は異常な恥ずかしさと興奮の中、真っ白な頭で頑張って声を発する。
果歩 「・・私・・・・。」
恥らう果歩の表情と、ピンク色のぷっくりとした果歩の唇を見つめる富田。
富田 「・・・。」
果歩 「・・・抱いてほしいです・・・。」