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女子大生 水野果歩
第74章 女子大生 水野果歩(74)
夜の道を走る黒い四駆の高級車。

助手席に座る果歩は両手を膝の上に置き、俯き加減で窓の外の動く光を見つめている。

富田 「あの店どうだった?果歩ちゃんの口には合ったかな?」

果歩 「はい、すごく・・・美味しかったです。」

富田 「そうか、それならよかった。」

2人はあの後、仕事を終えてから富田の案内でカジュアルなレストランで食事をとった。

そして今、富田が運転する車は富田のマンションへ向かっている。



富田 『・・・我儘なエロ女なんだなぁ果歩ちゃんは・・・』



果歩 『・・・・・・・・・抱いてほしいです・・・』



自分の口から言ってしまったあの言葉。


・・・エロ女・・・・・


富田が言った言葉が胸に刺さる。


・・・・私・・・エッチな女なのかな・・・


富田にそんな言葉を吐き捨てられても、自分は富田を求めてしまう。

富田とのSEXを求めてしまう。

その思いがどうしても抑えきれなかった。


車が信号で止まる。


果歩 「・・・・・・・・。」


富田 「・・・何を考えてるんだ?」

果歩 「ぇ・・・・・・?」

富田 「今何か考えてたろ?」

果歩 「・・・それは・・・ぁ・・・・」

腕で果歩の肩を抱き、顔を近づける富田。

富田 「・・・エロい事でも考えてたのか?」

果歩 「ぇ・・・・ンッ・・・・」

暗い車内で重なる2人の唇。

外の該当の光が薄っすらと2人にあたっている。


綺麗なピンク色でふっくら柔らかな果歩の唇の感触を吸い付くように味わう富田。

果歩 「ン・・・ン・・・ゥン・・・ぁ・・・ン・・・」

続けて舌を果歩の口内に侵入させる富田。

深くて濃厚な富田のキスに、果歩も舌を控えめに動かしそれに応える。

絡まりあう舌。

ネットリと官能的な接吻の刺激に果歩の頭は痺れていた。

巧みな富田のキスは、一瞬で女の思考を停止させてしまう。

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