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女子大生 水野果歩
第8章 女子大生 水野果歩(8)
「・・・これって・・・あれ・・・だよね・・・?」
果歩はボソっとそうつぶやいた。顔を赤くして少し動揺した様子の果歩。
(この部屋にあるってことは、これ・・・秋絵先輩が使ってるって事・・・かな・・・?)
心臓の鼓動がドキドキっと大きく早くなっていることに気づく果歩。
(だ・・・ダメだよ・・・何やってるの私・・・人の部屋のもの勝手に見ちゃだめじゃない・・・。)
そう自分に言い聞かせて、しばらく深呼吸をして心を落ち着かせると、果歩は部屋のドアに向かった。
棚に置いてあったコンドームの箱、60個入りと書いてあったが、その中身はほとんど空で5個くらいが束になって残っているのみであった・・・。
さらに大量の破られたコンドームの袋と、もう一箱同じ紙箱が空の状態で棚の横にあったゴミ箱に捨てられていた事も、果歩は帰り際に偶然目に付き、気づいてしまっていた・・・。