この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
女子大生 水野果歩
第164章 女子大生 水野果歩(164)

果歩 「・・・え?食事会・・・?」
大学の食堂で1人で昼食をとっていた果歩に話しかけてきたのは、同じ学部で友人の裕子だった。
裕子 「うん、まぁ飲み会っていうか気軽なものなだけど、恭子ちゃんとか麻衣ちゃんとか皆来るけど果歩ちゃんもどう?」
果歩 「そうなんだぁ・・・皆来るんだぁ・・・どうしようかなぁ・・・」
正直果歩は裕子のこの誘いに乗り気ではなかった。富田の事もあってとてもそんな賑やかな所へ行く気になれない。
後藤 「水野はもちろん来るよなぁ?」
果歩 「ぇ・・・?」
立っていた裕子の後ろから話しかけてきたのは後藤だった。
後藤 「水野って日曜日はバイト休みなんだろ?じゃあ来れるだろ?」
果歩 「・・・う・・・うん・・・そうだけど・・・。」
強引に話を進めようとする後藤に果歩は戸惑いの表情を隠せない。
裕子 「ちょっとちょっと後藤君!強引過ぎだよ、果歩ちゃんが余計に神経使っちゃうでしょ?」
後藤 「え?でも水野が来ないと意味ないだろ・・・」
果歩 「・・・ぇ・・・?それどういう・・・」
裕子と後藤の会話に果歩が疑問を抱いた顔をしていると、裕子はそれに気付き、仕方ないといった表情で果歩に説明し始めた。

