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女子大生 水野果歩
第164章 女子大生 水野果歩(164)



果歩 「・・・え?食事会・・・?」


大学の食堂で1人で昼食をとっていた果歩に話しかけてきたのは、同じ学部で友人の裕子だった。


裕子 「うん、まぁ飲み会っていうか気軽なものなだけど、恭子ちゃんとか麻衣ちゃんとか皆来るけど果歩ちゃんもどう?」


果歩 「そうなんだぁ・・・皆来るんだぁ・・・どうしようかなぁ・・・」


正直果歩は裕子のこの誘いに乗り気ではなかった。富田の事もあってとてもそんな賑やかな所へ行く気になれない。


後藤 「水野はもちろん来るよなぁ?」


果歩 「ぇ・・・?」


立っていた裕子の後ろから話しかけてきたのは後藤だった。


後藤 「水野って日曜日はバイト休みなんだろ?じゃあ来れるだろ?」


果歩 「・・・う・・・うん・・・そうだけど・・・。」


強引に話を進めようとする後藤に果歩は戸惑いの表情を隠せない。


裕子 「ちょっとちょっと後藤君!強引過ぎだよ、果歩ちゃんが余計に神経使っちゃうでしょ?」


後藤 「え?でも水野が来ないと意味ないだろ・・・」


果歩 「・・・ぇ・・・?それどういう・・・」


裕子と後藤の会話に果歩が疑問を抱いた顔をしていると、裕子はそれに気付き、仕方ないといった表情で果歩に説明し始めた。

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