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女子大生 水野果歩
第173章 女子大生 水野果歩(173)
その部屋にはあまりに非現実的な空間ができていた。


室内の温度は急激に上がっているように感じた。

それは20人もいる男達の熱気が原因なのであろう。

発情した野獣のようになった男達、そのドロドロとした欲望の矛先は、全て果歩に向けられている。

大きなベッドの上で果歩を取り囲んだ男達はゆっくりとその手を裸である果歩の身体に伸ばしていった。


果歩 「・・・ぁ・・・イヤ・・・」


果歩の細い足首を1人の男が掴んだ。

反射的に果歩は脚を引こうとしたが、男の手はビクともしなかった。

今度は別の手が逆の足首を掴んでくる。

そして手首、肩、腰、次と次と男達の手は伸びてきて、果歩の身体を動けないように固定した。


ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・


男達は無言だった。聞えてくるのは荒くなっている息使いだけ。

毎日のように顔を会わせ、挨拶を交し合ってきた人達が、今はまるで別人のような顔をしている。


果歩 「ぅ・・・ぁぁ・・・」


そして2本の手が果歩の2つの乳房に伸びてきて、ゆっくりとその柔らかな膨らみを揉み始めた。

優しく仕事を教えてくれたあの人と、いつも冗談を言って笑わしてくれていたあの人が、今は鼻息を荒くして自分の乳房を揉んでいる。

・・・柔らけぇ・・・とだけ呟く声が聞こえると、果歩の身体を触る手の数は一気に増えていった。


これが現実に起きている事だとは到底受け入れ難い。

しかし身体の至る所から感じる男達の手の感覚と、この部屋に充満する熱気と男達の臭いが、これは現実なんだと果歩に教えてくる。


果歩 「ァァ・・・」


多くの男達に全身をベタベタと手で触れる行為に、果歩の身体は反応していた。

身体が熱くなってきている。

アソコからジワっと熱いものが溢れてくるのが自分でも分かった。


・・・イヤ・・・・


喜んでる・・・身体が喜んでる・・・

沢山の手から伝わってくる感覚が、熱に変わって下腹部に集まってきていた。

またあの感覚だ。

ジンジンと疼くようなあの感覚。

淫乱なアソコがアレを欲しがり始めている。

そしてその感覚は、果歩の心までをも浸食し始めるのだ。

それはいつもの事。

やがて我を忘れて性的欲望を剥き出しにしてしまう自分が想像できる。

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