この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
女子大生 水野果歩
第189章 女子大生 水野果歩(189)
裕子 「もしかして、果歩ちゃんの事で帰ってきたの?」
友哉 「えっ?」
友哉のその不意を突かれたようなリアクションは、裕子の問いにそうだと言っているようなものだった。
裕子 「そっかぁ・・・でも友哉君と果歩ちゃんって別れたって聞いたけど、そうじゃないの?」
友哉 「・・・いや、まぁそうなんだけどさ・・・。」
裕子の質問に少々ばつの悪そうな様子の友哉。
裕子 「・・・ねぇ友哉君、こんな事言うのはなんだけど、もう果歩ちゃんには関わらない方がいいよ。」
友哉 「・・・え?」
裕子 「私も果歩ちゃん元気ない時あったから、色々気を使ってあげたけど・・・果歩ちゃんってどうやら私が思ってた印象とは違う子だったみたい。」
裕子は少し呆れたような口調でそう言いながら、サンドイッチの袋を開ける。
友哉 「それってどういう・・・」
裕子 「果歩ちゃんてその・・・なんて言ったらいいのかなぁ・・・男の人が好きみたいよ?」
友哉 「男の人?」
裕子 「大学内でも色んな男の子達と遊びまくってるって聞いたし、最近は年上の男のマンションに入り浸ってるって噂もあるし。」
友哉 「・・・・・。」
裕子 「講義が終るとその男らしき人が大学まで高級車で迎えに来てたわ。」
友哉 「・・・迎えに・・・」
裕子の話を聞いて友哉の頭の中にその光景が思い浮かぶ。他の男の車に乗り込む果歩の姿が。