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女子大生 水野果歩
第195章 女子大生 水野果歩(195)
果歩 「・・・友哉・・・ありがと・・・。」
友哉 「ん?・・・何が?」
果歩 「私と・・・いっしょに居てくれて・・・。」
ベッドの中で果歩は顔上げて友哉を見つめる。
今日も安心できる温もりをお互いに感じながら眠りにつける。それが嬉しかった。
友哉 「うん・・・でも良かった、果歩大分元気になってきたな。」
果歩 「・・・友哉のお陰だよ。」
友哉 「病院の先生もそろそろアルバイト始めてみてもいいかもって言ってたしな。」
友哉の言うとおり、果歩の精神状態は大分回復傾向にあった。
少しずつ笑顔も増え、話す会話も多くなって明るくなってきている。
果歩 「友哉・・・私友哉の事好きだよ。」
友哉 「ん?ハハッ、どうしたんだよ急に。」
果歩 「なんとなく言ってみただけ・・・。」
果歩は布団の中で友哉に抱き締められるのが好きだった。
それだけで、全てが満たされている気がする。友哉からの愛情が身体に染み込んでくるのが分かる。
果歩はそれをしみじみと実感しているのだ。