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灼熱のLUNATICA MARE
第1章 光の旋律、囚われの姫

「い、いや!見ないで!」

縛り上げられた手首はどんなに力を入れても、固く柵に縛り付けられた布が解ける事はなく、どんなに抵抗したくても、ただ叫ぶような口だけの抵抗になってしまう。暗い部屋には月の光が差し込んで、青白い柔らかな闇が私達を照らしている。私の足の中で体を割り込ませた男は、楽しげに弧を描いた。

「いやといやと言う割には···」

太ももの付け根を持たれてグッと両足を開かされ、男の視線は私の足の中心へ。心臓がドキドキ、バクバクと脈打ち口から出て来るのではないか、そのくらい恥ずかし。その時だった。シュッと、小さな衣擦れの音が、微かに耳に届いたのは。

「っ、····」

パンティのリボンが、片方解かれた。どうしてこんな時に限って、こんな下着を履いてしまったのか後悔した。間もなくしてもう片方のリボンも解かれて、私は手をギュッと握り目を閉じ、顔を背けた。秘部か外気に晒されて、少しひんやりした空気に撫でられて、男が喉の奥で笑ったのがわかった。

「これは···、少し、濡れているな」
「っ、···!」

見るのなら早く見て終わって欲しい。そんな願いも虚しく、指先で花弁を開かれて、丹念に見つめられてしまう。初めて男の人に見せる私の大事な部分。恥ずかしくて堪らないはずなのに、見られていると次第に胸が苦しくなって、息が上がる。

「また誰も触れてすらいないのか···、こんなに綺麗なのは、初めて見る。どうやら、本物らしい··」

-くちゅん··。

「あっ!」

まだ何の挿入もした事のないピンと張った私の蜜口に、男が中指であろう指を、じわじわと挿入して行く。不思議と痛みは無いけれど、違和感が私の中で生まれる。ひとりHはした事があるけれど、ほとんどはクリを弄るだけ。中に入れたいと思った事はあったけれど、それで終わってしまっていた。

「流石に処女だけあって、狭いな···」
「んっ、··確認したのなら、もう、抜いてくださいっ」

男は何を思ったのか、私の中から指を抜く気配はない。それどころか、何かを探すように指先曲げて出し入れし始める。それが少し怖くて腰を引けば···。

「動くな」
「やっ、··だって」

-くちゃっ、くちゅ、くちゅん

感じてなんて、いないと信じたいのに。
私の秘部からは、粘着質な水音が漏れ始めた。
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